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【ハミダシクリエイティブ凸】感想

ハミダシクリエイティブ凸

本作は『ハミダシクリエイティブ』のファンディスクとなります。昨年の11月末に発売されたということで、出来立てほやほやの新作です。

プレイ前は(誰とは言いませんが)自分が一番好きなキャラクターのルートがなかったことに激昂を抑えられませんでしたが、いざやってみると無印よりも面白いんじゃないかと思ってしまったぐらい完成されていた作品でした。
後日談をメインとしたファンディスクということで、主人公とヒロイン達の成長や関係性の終着点を、公式が言語化した形で読むことができて大満足でした。やっぱりハミクリのテキストは秀逸過ぎます。


追記よりネタバレを踏まえた感想になります。



















アメリルート



主人公がアメリとの交際を通じて陽と陰の垣根を超えるのではなく、垣根をなくすといった物語。集団であることに辟易し人間関係に悩んでいたのは、どこの界隈でも一緒だったという話でした。
アメリの自分に対する感情を立ち聞きしてしまってからの、当日に告白するまでの流れは感動的でした。
終盤にアメリと教室で二人きりになり、あたかも「あの日」の再現をするかのような場面。あちらは前作ではOPに入る引きとして使われており、シリーズにおいても重要な意味を持つ場面だったので、ここで持ってきたことにはカタルシスがありました。


あすみアフター



登録者数うなぎ上りの雪景シキちゃんのお話です。
あとは普段は嫉妬という感情を見せないいい子なものの、歌に関しては貪欲で自分がたった一つ信じているものである、というのも良かったですね。「天使」と何度も評されている通り生徒会の中では癒し枠なものの、彼女にも譲れないものがあったのでした。
山場となるのは終盤のライブシーン。初めて披露する曲による、初めて主人公が観客席から見る雪景シキのステージ。
曲に入る時に前作を含めたCGが表示される演出が感動的でしたね。錦あすみは雪景シキとはあくまで別人でありながらも、大きな舞台に立った雪景シキの姿を観客席から目にして、その恋人の姿を重ねずにはいられないのでした。


華乃ルート



シナリオ選択画面のあらすじとしては「愛の巣を借りた同棲生活」という触れ込みで、一体他にどんなことが起こるのかと思っていましたが、本当にその通りで何も起こらなかったです。
と言っても二人が会話しているだけで無限に面白いのでどうでも良かったです。華乃と主人公はやはり共通言語が近く性格のめんどくささが似通っているということで、波長合いまくりでした。
実は他のアフターよりHシーンがひとつ多い辺りエッチでした。


詩桜アフター



くじ引き生徒会長の物語、完結。
ミリ先生の胸中や妃愛のマネージャーさんの真実、または詩桜から見たひよりんの"良さみ"など、他のルートとは違った内容の濃さを感じさせられるのが印象的だったルートでした。

そして、最後の紙芝居は生徒会二年目における出し物ということで、詩桜自身の主人公や生徒会の面々との交流を通した成長の集大成とも言うべき作品でした。
個人的には前作をひっくるめて一番好きなルートでした。つくづく本シリーズのテキストが秀逸であることを感じさせられました。
行動とは意志で、意志とはその人の在り方である。交流とは財産であり、それが成長ではなく退化だったとしても、停滞よりは変化を望むべきである。主人公と詩桜の二人が辿り着いた未来には読み応えしかなく、唸る部分もありました。



妃愛アフター



詩桜アフターは主人公や詩桜の他のキャラクターとの人間関係、及び交際を通じて変化した部分等を描写しているのに対し、妃愛アフターは徹底的に「主人公とヒロインの関係性をやり尽くすルート」という印象でした。
家族でありながら恋人であるという、常識とは一歩外れた関係。それは当人達からしてみても、もうただの家族には戻れないという寂しさを感じさせられるものでした。
しかし、小泉妃愛としての妃愛も、家族としての妃愛も、恋人としての妃愛も。その全てが主人公にとっては違うものでありながらも、かけがえのなく愛しいものだったのでした。

兄弟でありながら世間からはハミダした関係を持ってしまった二人。その二人の在り方と生き方に深く突っ込んだルートということで、非常に見応えがありました。
個人的には上記の詩桜アフターと併せて、ハミクリをクリアした人全員に是非プレイしていただきたいルート。なんならこの2ルートの為だけにハミクリをやって欲しいと思えるぐらい面白いルートでした。
このシリーズは徹底的なまでにキャラクターを主役として立てている。そう強く実感させられました。

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