
カオチャ10話見ました
(TRUEまでのネタバレ含む)

拓留の過去編でした。8話の泉理の時といい、回想シーンに力を入れていますね。
アニメではショタ拓留にもロリ尾上にも立ち絵が存在しなかったので、彼らの行動が動く絵でじっくり描かれたというのは、原作組としては嬉しかったです。
ショタ拓留は随分楽しそうにしてましたけど、これも妄想の存在と喋っているだけなのだと考えると、とても切ないですね。

拓留の強い願いが「彼女」を現実のものとする、全ての始まりの場面。
ここに関しては原作を超えてたと言ってもいいぐらい、非常に良い演出だったと感じました。ゲームでは文章のみでしか説明されなかった場面だったので。
言葉を使わずに何が起こっているかを表現できるというのは、アニメならではですね。
ちなみに前回書く予定だったところを書きそびれたので今回書きますが、尾上が犯人であるという伏線ですが、アニメでは1話目から綿密に貼られていました。
・拓留のモノローグが語られるシーンが全て尾上視点(「思考盗撮」をしているという演出)


・拓留が事件に近づけるようにさりげなく会話を誘導していた(原作だと超能力に言及する程度でしたが、アニメでは終始多いです)

・4話で11番目のロールシャッハ画像からさりげなく目を逸らしていた

・6話でメニューをわざと落として力士シールを仕込んでいた

など。原作と比べると非常に露骨でした。
アニメはただでさえ尺が圧縮されているのに、その中で犯人のヒントを原作以上に散りばめているのですから、アニメ組の方々もネタバレを見るまでもなく尾上が怪しいと思いまくりだったようです。
1話放送終了後にニコ生で放送された、カオチャのストーリーを解説する「電人☆ゲッチャ!」という番組内で、出演していた千代丸氏が「この子は怪しいと思って見てください!」的なことを言っていたので、アニメではわざと露骨に怪しくしていたのだと思われます。
尾上がクロだと判明するのは確かに衝撃的な場面ですけど、カオチャは犯人が誰かを推理するのが楽しみなだけの作品ではありませんから、こうやって見え見えの伏線を貼りまくるのもこれはこれで面白かったと思います。
尾上が犯人と判明した後でも、まだ「佐久間」「CC症候群」というびっくり箱が残っていますからね。
前回の感想記事では「尾上の嘘はばっさりカットする」と予想していましたが、そんなことはなかったようです。普通に自分の生きる目的は拓留を守る為であると、原作と同じく偽っていましたね。
また、10話と連動しているアニメ公式SSを読むと、
という、あたかも拓留が一度青葉寮に帰り、ヒカリヲへ出向いた後かのような発言がされていました。
ですから、11話では青葉寮での話は全てカットしてヒカリヲに直行するかもしれません。というか、そうでもしないとTRUEまで描くつもりなら間に合いませんよね。あと二話しか残っていませんし。
拓留を戦地へ送り出す仲間達との会話は原作をプレイしていて感動した場面なので、もし本当にカットされてしまうなら非常に残念です。でも尺がないのでは仕方ないですね。
11話では拓留は尾上と共にヒカリヲへ乗り込んで、開幕尾上が佐久間の攻撃でダウンして、拓留vs佐久間の戦闘開始……って流れですかね。拓留が尾上の首を絞める場面は尺の都合でカットされそうです。
あとは佐久間を倒した後にディソードを通して尾上の回想を流す場面ですが……かなり長い上に乃々が死んでないので矛盾してしまいますけど、どうまとめるのやら。拓留が何を願ったかだけ見せるとかでしょうか。
非実在青少女終了後の8話から今回の10話までを見ての感想ですが、演出が少し物足りないかな? と、感じています。
冒頭で書いた尾上が生まれる瞬間の場面は良かったんですけど、それ以外のインパクトの大きかった場面がちょっと味気なく思えました。
乃々の正体がばらされるシーンも、犯人が尾上だと判明するシーンも、尾上が拓留のイマジナリーフレンドだと判明するシーンも、佐久間が共犯者だと判明するシーンも。原作だとBGMの切り替え等の演出に拘っており、非常に衝撃の強い場面だったのですが、アニメではどうしても淡白に見えてしまいました。
拓留は乃々の正体を知っても反応が薄かったですし、尾上は泉理に問い詰められても言い逃れを全くしませんでしたし、自分が拓留によって作られたということをさらっと語りましたし、佐久間は姿が見えないままでのカミングアウトでした。
アニメ組の方々がどう感じたのかはわかりませんが、少なくとも自分は原作以上に盛り上がる演出のようにはあまり見えなかったです。
まあ、ちょっと改変されるだけで「ゲームの方が演出が良かった~」なんて言うのは、原作厨の常套句とか言われてますし、あんまりこんな文句を言うべきではないのかもしれませんね。
ただシュタゲアニメでの秋葉が変化するシーンや、最初のお前を騙せからのスカイクラッドの流れや、オカリンが助手を救った後に過去の自分に激励を送るところなどは、原作を超えたと強く思わせてくれたんですよね。カオチャアニメにもそういう演出が欲しいな、と思わされました。
そんなこんなでアニメも残り二話となりました。三連おっけいからの非実在青少年や、TRUEでの別れのシーンなど、原作でとても印象に残った場面がアニメではどう描かれることになるのか。期待と不安が入り混じったような気持ちです。

拓留の過去編でした。8話の泉理の時といい、回想シーンに力を入れていますね。
アニメではショタ拓留にもロリ尾上にも立ち絵が存在しなかったので、彼らの行動が動く絵でじっくり描かれたというのは、原作組としては嬉しかったです。
ショタ拓留は随分楽しそうにしてましたけど、これも妄想の存在と喋っているだけなのだと考えると、とても切ないですね。

拓留の強い願いが「彼女」を現実のものとする、全ての始まりの場面。
ここに関しては原作を超えてたと言ってもいいぐらい、非常に良い演出だったと感じました。ゲームでは文章のみでしか説明されなかった場面だったので。
言葉を使わずに何が起こっているかを表現できるというのは、アニメならではですね。
ちなみに前回書く予定だったところを書きそびれたので今回書きますが、尾上が犯人であるという伏線ですが、アニメでは1話目から綿密に貼られていました。
・拓留のモノローグが語られるシーンが全て尾上視点(「思考盗撮」をしているという演出)


・拓留が事件に近づけるようにさりげなく会話を誘導していた(原作だと超能力に言及する程度でしたが、アニメでは終始多いです)

・4話で11番目のロールシャッハ画像からさりげなく目を逸らしていた

・6話でメニューをわざと落として力士シールを仕込んでいた

など。原作と比べると非常に露骨でした。
アニメはただでさえ尺が圧縮されているのに、その中で犯人のヒントを原作以上に散りばめているのですから、アニメ組の方々もネタバレを見るまでもなく尾上が怪しいと思いまくりだったようです。
1話放送終了後にニコ生で放送された、カオチャのストーリーを解説する「電人☆ゲッチャ!」という番組内で、出演していた千代丸氏が「この子は怪しいと思って見てください!」的なことを言っていたので、アニメではわざと露骨に怪しくしていたのだと思われます。
尾上がクロだと判明するのは確かに衝撃的な場面ですけど、カオチャは犯人が誰かを推理するのが楽しみなだけの作品ではありませんから、こうやって見え見えの伏線を貼りまくるのもこれはこれで面白かったと思います。
尾上が犯人と判明した後でも、まだ「佐久間」「CC症候群」というびっくり箱が残っていますからね。
前回の感想記事では「尾上の嘘はばっさりカットする」と予想していましたが、そんなことはなかったようです。普通に自分の生きる目的は拓留を守る為であると、原作と同じく偽っていましたね。
また、10話と連動しているアニメ公式SSを読むと、
うき「あ、そうですね。乃々さんは無事でしたし、拓留さんだって、あと少しだけ待っててって、さっき言ってくれましたもんね。信じて、待つべきですよね」
という、あたかも拓留が一度青葉寮に帰り、ヒカリヲへ出向いた後かのような発言がされていました。
ですから、11話では青葉寮での話は全てカットしてヒカリヲに直行するかもしれません。というか、そうでもしないとTRUEまで描くつもりなら間に合いませんよね。あと二話しか残っていませんし。
拓留を戦地へ送り出す仲間達との会話は原作をプレイしていて感動した場面なので、もし本当にカットされてしまうなら非常に残念です。でも尺がないのでは仕方ないですね。
11話では拓留は尾上と共にヒカリヲへ乗り込んで、開幕尾上が佐久間の攻撃でダウンして、拓留vs佐久間の戦闘開始……って流れですかね。拓留が尾上の首を絞める場面は尺の都合でカットされそうです。
あとは佐久間を倒した後にディソードを通して尾上の回想を流す場面ですが……かなり長い上に乃々が死んでないので矛盾してしまいますけど、どうまとめるのやら。拓留が何を願ったかだけ見せるとかでしょうか。
非実在青少女終了後の8話から今回の10話までを見ての感想ですが、演出が少し物足りないかな? と、感じています。
冒頭で書いた尾上が生まれる瞬間の場面は良かったんですけど、それ以外のインパクトの大きかった場面がちょっと味気なく思えました。
乃々の正体がばらされるシーンも、犯人が尾上だと判明するシーンも、尾上が拓留のイマジナリーフレンドだと判明するシーンも、佐久間が共犯者だと判明するシーンも。原作だとBGMの切り替え等の演出に拘っており、非常に衝撃の強い場面だったのですが、アニメではどうしても淡白に見えてしまいました。
拓留は乃々の正体を知っても反応が薄かったですし、尾上は泉理に問い詰められても言い逃れを全くしませんでしたし、自分が拓留によって作られたということをさらっと語りましたし、佐久間は姿が見えないままでのカミングアウトでした。
アニメ組の方々がどう感じたのかはわかりませんが、少なくとも自分は原作以上に盛り上がる演出のようにはあまり見えなかったです。
まあ、ちょっと改変されるだけで「ゲームの方が演出が良かった~」なんて言うのは、原作厨の常套句とか言われてますし、あんまりこんな文句を言うべきではないのかもしれませんね。
ただシュタゲアニメでの秋葉が変化するシーンや、最初のお前を騙せからのスカイクラッドの流れや、オカリンが助手を救った後に過去の自分に激励を送るところなどは、原作を超えたと強く思わせてくれたんですよね。カオチャアニメにもそういう演出が欲しいな、と思わされました。
そんなこんなでアニメも残り二話となりました。三連おっけいからの非実在青少年や、TRUEでの別れのシーンなど、原作でとても印象に残った場面がアニメではどう描かれることになるのか。期待と不安が入り混じったような気持ちです。