
のどイキリ
まどそふとより2020年9月25日に発売された18禁美少女アドベンチャーゲーム、『ハミダシクリエイティブ』をクリアしました。

以前プレイした『ワガママハイスペック』と同会社の作品であり、製作スタッフも概ね共通しております。
ワガハイは萌えゲーアワード2016大賞を受賞しておりましたが、ハミクリこと本作も2020準大賞を記録しており、あちらに劣らず人気作であることが伺えました。
ゲームジャンル名は『学園に来ない女子と見過ごしがちな青春を探す学園恋愛ADV』ということで、ヒロイン全員が不登校という異例の世界観となっております。
加えて主人公も引きこもりでソシャゲ廃人という設定であり、陰キャやVTuberといった現代オタク用語がバリバリ出てきます。
ワガハイと違ってかなり攻めた設定ではあると感じましたが、人によっては親しみやすい世界観と言えるかもしれません。
追記よりネタバレを踏まえた感想になります。
最初からお互いの好感度がマックスなので付き合うまでも当然早かったです。あすみは妃愛ルートでも何度も名前を出されている辺り只者じゃなく、一番主人公とくっつく可能性が高かったヒロインなのかなと思ったり。
2020年のゲームということで、今も大人気のコンテンツであるVTuberに深く突っ込んだ話となっていました。
話としては相模ライオン丸さんと終始ラブラブしていました。終盤は鳴門さんがやらかして大惨事になりかけるのですが、この人にしても上司にしても悪い人というわけではなかったですね。鳴門さんはたまたまドジなだけだし、上司も文化に対する理解がないだけでした。
それにしてもエロゲでVTuberの在り方、ひいてはオタク文化への理解についてここまで言及していくのは斬新でした。主人公は出し物に程よく干渉しつつ、聖会長の課題にも答えを出せていましたし、展開としてはストレートなルートだったと思います。
陰キャ同士のお付き合い。他のルートとは違って特に大きなハプニングは起きないので、終始ヒロインとの恋の駆け引きが展開されました。
意外と間違いを犯さなかった主人公はこのルートではオタクをこじらせてドジをやらかし、華乃は華乃で義理堅い分怒りと恩をそれぞれ忘れないということで、非常にめんどくさいことになっていました。
と言っても雰囲気としてはピリピリしているどころか、お互いに好意はある状態。トラウマの払拭の為にも主人公はずっと華乃に対して可愛い可愛い連呼していたので、イチャコラしているようにしか見えませんでした。
文化祭が終わった後に告白をやり直すシーンは良かったですね。このゲームで一番好きな場面かもしれません。
くじ引き会長の真相が明かされるに加えて、終盤では交通事故に遭って文化祭不参加になるという、驚きの連続のルート。
どのルートでも文化祭がクライマックスとして設定されていると思っていたので、中でも交通事故は意外でした。詩桜の能力を活かそうとすると妃愛ルートと内容が被ってしまいますし、詩桜のしおしおした性格を描こうと考えた故の展開なのかなと思いました。
くじ引きにしても設定の根幹に関わっている真相なので、よもやこのルートでネタばらしされるとは思いませんでした。
いくら主人公への第一印象は良かったとはいえ、他のルートではやはり詩桜は頼まれない限りは文化祭準備を腕組んで見ているだけのスタンスな辺り、みかんカフェの好感度上昇が占める割合は大きそうでした。
先輩ヒロインが留年するのはありがちといえばありがちではありますが、この人がやるとは……。最後まで無敵の人でしたね。
「妹ガチャで最高レアを引いた以上リセマラできない」と何度も言っていたように、主人公の妃愛に対する好感度は最初からカンストしており。妃愛の兄に対する感情についても常にお兄を甘やかすことしか考えていない時点で言わずもがなです。卵をぶつけられそうになるトラブルがあっても、兄に見せられない顔になることを恐れていたぐらいですからね。
おそらくメインヒロイン(?)のルートにはなりますが、主人公は本ルートでは出し物にはあんまり干渉していなかったりします。それはともかく終始ぎゅうし合っている兄妹が微笑ましく、妹キャラ好きにはたまらなそうなルートではありました。
最後にウエディングドレスを着た妹に誓いの言葉を贈るシーンは良かったですね。このゲームで一番好きな場面かもしれません。
【好きなルート】
詩桜>華乃>あすみ>妃愛
【好きなヒロイン】
聖会長>天梨>あすみ>華乃>詩桜>妃愛
自分はノベルゲームにおいてはシナリオゲー寄りの遊び方をしつつも、評価点としては日常パートの面白さを重視している人間なので、そういった観点でこのゲームは相当ハイレベルだったと感じました。立ち絵のバリエーションが多く演出にも気を配っており、登場人物の頭が良いのでテキストも読んでいて面白かったです。
科学ADVシリーズファンなので言わずもがななのですが、主人公はこのくらい癖が強い方が好きなので自分に合っていました。というか当初の印象としては引きこもりで妹の金でガチャを回している屑人間という触れ込みでしたが、引きこもりになったのは妹に言及してきたクラスメイトにブチ切れたのが発端だし、ソシャゲ廃人になったのは縋るものが欲しかったからだし、ガチャに使った金も将来的には還元すると説明されていたので、自称しているほど欠陥はないと感じました。
主人公はガチガチのオタクだしヒロインもほぼオタクなので、そういう意味では世界観に入り込みやすいゲームだったと思います。エロゲでまで陰キャやコミュ障といった単語を連呼されるのは辟易するという方もいらっしゃると思うので、そこは好みの分かれる部分かもしれません。
ヒロインは全員個性が強くも可愛らしく描かれており、悪い印象のキャラクターはいなかったです。
ヒロイン四人の中ではあすみが一番好きでした。目が-になってる立ち絵が良かったです。
ハミクリ凸で聖会長のルートを攻略するのが楽しみです。
BGMでは『フェイスレス・コミュニケーション』と『between us』辺りが好きです。つくづくキャラクターのテーマでそのキャラへの印象が左右されがちです。
あとはED曲がルートによって違うのが良かったですね。個人的には華乃ルートのEDが好きでした。

華乃の部屋のぬいぐるみ。どんだけたこ焼き好きやねん。

以前プレイした『ワガママハイスペック』と同会社の作品であり、製作スタッフも概ね共通しております。
ワガハイは萌えゲーアワード2016大賞を受賞しておりましたが、ハミクリこと本作も2020準大賞を記録しており、あちらに劣らず人気作であることが伺えました。
ゲームジャンル名は『学園に来ない女子と見過ごしがちな青春を探す学園恋愛ADV』ということで、ヒロイン全員が不登校という異例の世界観となっております。
加えて主人公も引きこもりでソシャゲ廃人という設定であり、陰キャやVTuberといった現代オタク用語がバリバリ出てきます。
ワガハイと違ってかなり攻めた設定ではあると感じましたが、人によっては親しみやすい世界観と言えるかもしれません。
追記よりネタバレを踏まえた感想になります。
あすみルート
最初からお互いの好感度がマックスなので付き合うまでも当然早かったです。あすみは妃愛ルートでも何度も名前を出されている辺り只者じゃなく、一番主人公とくっつく可能性が高かったヒロインなのかなと思ったり。
2020年のゲームということで、今も大人気のコンテンツであるVTuberに深く突っ込んだ話となっていました。
話としては相模ライオン丸さんと終始ラブラブしていました。終盤は鳴門さんがやらかして大惨事になりかけるのですが、この人にしても上司にしても悪い人というわけではなかったですね。鳴門さんはたまたまドジなだけだし、上司も文化に対する理解がないだけでした。
それにしてもエロゲでVTuberの在り方、ひいてはオタク文化への理解についてここまで言及していくのは斬新でした。主人公は出し物に程よく干渉しつつ、聖会長の課題にも答えを出せていましたし、展開としてはストレートなルートだったと思います。
華乃ルート
陰キャ同士のお付き合い。他のルートとは違って特に大きなハプニングは起きないので、終始ヒロインとの恋の駆け引きが展開されました。
意外と間違いを犯さなかった主人公はこのルートではオタクをこじらせてドジをやらかし、華乃は華乃で義理堅い分怒りと恩をそれぞれ忘れないということで、非常にめんどくさいことになっていました。
と言っても雰囲気としてはピリピリしているどころか、お互いに好意はある状態。トラウマの払拭の為にも主人公はずっと華乃に対して可愛い可愛い連呼していたので、イチャコラしているようにしか見えませんでした。
文化祭が終わった後に告白をやり直すシーンは良かったですね。このゲームで一番好きな場面かもしれません。
詩桜ルート
くじ引き会長の真相が明かされるに加えて、終盤では交通事故に遭って文化祭不参加になるという、驚きの連続のルート。
どのルートでも文化祭がクライマックスとして設定されていると思っていたので、中でも交通事故は意外でした。詩桜の能力を活かそうとすると妃愛ルートと内容が被ってしまいますし、詩桜のしおしおした性格を描こうと考えた故の展開なのかなと思いました。
くじ引きにしても設定の根幹に関わっている真相なので、よもやこのルートでネタばらしされるとは思いませんでした。
いくら主人公への第一印象は良かったとはいえ、他のルートではやはり詩桜は頼まれない限りは文化祭準備を腕組んで見ているだけのスタンスな辺り、みかんカフェの好感度上昇が占める割合は大きそうでした。
先輩ヒロインが留年するのはありがちといえばありがちではありますが、この人がやるとは……。最後まで無敵の人でしたね。
妃愛ルート
「妹ガチャで最高レアを引いた以上リセマラできない」と何度も言っていたように、主人公の妃愛に対する好感度は最初からカンストしており。妃愛の兄に対する感情についても常にお兄を甘やかすことしか考えていない時点で言わずもがなです。卵をぶつけられそうになるトラブルがあっても、兄に見せられない顔になることを恐れていたぐらいですからね。
おそらくメインヒロイン(?)のルートにはなりますが、主人公は本ルートでは出し物にはあんまり干渉していなかったりします。それはともかく終始ぎゅうし合っている兄妹が微笑ましく、妹キャラ好きにはたまらなそうなルートではありました。
最後にウエディングドレスを着た妹に誓いの言葉を贈るシーンは良かったですね。このゲームで一番好きな場面かもしれません。
【好きなルート】
詩桜>華乃>あすみ>妃愛
【好きなヒロイン】
聖会長>天梨>あすみ>華乃>詩桜>妃愛
自分はノベルゲームにおいてはシナリオゲー寄りの遊び方をしつつも、評価点としては日常パートの面白さを重視している人間なので、そういった観点でこのゲームは相当ハイレベルだったと感じました。立ち絵のバリエーションが多く演出にも気を配っており、登場人物の頭が良いのでテキストも読んでいて面白かったです。
科学ADVシリーズファンなので言わずもがななのですが、主人公はこのくらい癖が強い方が好きなので自分に合っていました。というか当初の印象としては引きこもりで妹の金でガチャを回している屑人間という触れ込みでしたが、引きこもりになったのは妹に言及してきたクラスメイトにブチ切れたのが発端だし、ソシャゲ廃人になったのは縋るものが欲しかったからだし、ガチャに使った金も将来的には還元すると説明されていたので、自称しているほど欠陥はないと感じました。
主人公はガチガチのオタクだしヒロインもほぼオタクなので、そういう意味では世界観に入り込みやすいゲームだったと思います。エロゲでまで陰キャやコミュ障といった単語を連呼されるのは辟易するという方もいらっしゃると思うので、そこは好みの分かれる部分かもしれません。
ヒロインは全員個性が強くも可愛らしく描かれており、悪い印象のキャラクターはいなかったです。
ヒロイン四人の中ではあすみが一番好きでした。目が-になってる立ち絵が良かったです。
ハミクリ凸で聖会長のルートを攻略するのが楽しみです。
BGMでは『フェイスレス・コミュニケーション』と『between us』辺りが好きです。つくづくキャラクターのテーマでそのキャラへの印象が左右されがちです。
あとはED曲がルートによって違うのが良かったですね。個人的には華乃ルートのEDが好きでした。

華乃の部屋のぬいぐるみ。どんだけたこ焼き好きやねん。