
豚・豚・豚
Navelより2014年12月19日に発売されたWindows用18禁恋愛アドベンチャーゲーム、『月に寄りそう乙女の作法2』をクリアしました。

本作は名前通り『月に寄りそう乙女の作法』の続編にあたる作品です。
続編のナンバリングタイトルというのは登場するメインキャラクターをほぼ一新しているものと、引き継いでいるものの二通りがあると思います。
本作は一応は前者にあたる作品ではあるものの、登場人物のほとんどが『つり乙』と『乙りろ』のキャラの血族にあたる人間なので、実際のところはかなり前作プレイ前提の作品になっていたと感じます。
追記よりネタバレありの感想になります。
才華とエストが一般クラスに編入するというとんでもない展開。
本ルートでは一般クラスと特別編成クラスの間のしこりをなくすというドデカい野望に取り組むことになるのですが、その割には実際のフィリコレの模様も語られず仕舞いであり、あっさり終わってしまったという印象はありました。
今後もパル子の病気のことを考えると崖っぷちスレスレ綱渡りになりそうなものなのですが、こいつらなら大丈夫……なのかなぁ。
才華が明確に両親に背いた道を選択したという結末は面白かったです。
サブキャラクターの山県君が大活躍するほか、前ご頭首様も大活躍するルートでした。
ピアノの演奏の在り方についてあれだけ触れたのだから、ルミネのピアノで幕を閉じるのかと思いましたが、そんなことはなかったです。最後の最後で役割交代するのはまさかの展開過ぎて熱かったですね。
エストルートを除いた個別の中では抜けて面白かったです。初Hがアレすぎたことを除けば終始楽しんで見ることができました。
こちらもまさかの展開過ぎましたね。朔莉の本来の性格にしてもそうなのですが、陰ながら才華をサポートしてくれていたという事実には胸を打たれました。この真実を踏まえて他のルートや共通ルートを見直してみると違ったものが見えてきそうですね。
惜しむらくは尺がルミネルートの半分ぐらいしかなかったことでしょうか。服飾の話がほとんど出てこないということもあって、もう少し話を膨らませられそうだったので残念です。
カトリーヌの為にブチ切れるジャス子から始まり、エストのゴースト騒動や、才華の性別バレ騒動など、トラブルが続いていきます。つくづく誠意を見せるということはなんたるかについて拘ったシナリオだったと感じました。
無印のような見ててハラハラする展開もあり、学院長も満を持して出番が与えられるということで、メインヒロインのルートに相応しい濃密な内容だったと思います。
【好きなルート】
エスト>ルミネ>朔莉>春心
【好きなヒロイン】
(中身)
朔莉>春心>エスト>ルミネ
(可愛さ)
一丸弓>アトレ>エスト>春心>ルミネ>朔莉
自分はパル子→ルミネ→朔莉→エストの順に攻略しました。
本作の登場人物は騒がしい……というよりはもはや非常識なキャラクターが多かったという印象です。
各ルートを通してみると、パル子は服飾においても精神面においても最強キャラだったし、ルミネはヘタレオブヘタレだったし、朔莉とエストは裏の顔があったということで、どのヒロインにも意外な一面がありましたね。
前作からメインキャラクターをほぼ一新した数十年後の未来の話ではあるものの、その実前作『つり乙』が前提となった作品という印象でした。
前述の通り登場キャラクターの大半が『つり乙』及び『乙りろ』の血族にあたる人間というのもあるのですが、何よりも主人公である才華の人生観の根幹に前作ルナルートのエピソードが大いに関わっていたからです。
両親への強い敬仰を抱いた才華が各ルートで辿り着いた結末は、朝日とルナの人生と照らして比較するとどう見えるのか? 本編ではそれが重要な意味を持って語られており、そういう意味でも前作の歴史を大きく土台にしていると感じました。
本作は『つり乙』と比較すると世間での評価が低めに感じます。自分としても前作以上に万人受けはしづらい物語だったという感触はありました。
まず主人公である才華はドSのナルシストキャラでありながら、朝日以上に周囲の人間からちやほやされまくっている人物なので、癖は強いと思います。
あとは『つり乙』は主人公にとって最大の敵である衣遠の脅威に常に晒されており、どのルートでも性別バレと糾弾を踏まえた大きな逆境が用意されていました。本作ではその衣遠が味方側であれこれ尽くしてくれるので負ける気がしない上に、それらしい逆境はエストルートぐらいでしか用意されていないので、そういった部分に面白さを見出していた人にとっては肩透かしになりそうだと感じました。
個人的には朝日より才華の方が好きでルナよりエストの方が好きなので、本作は本作で楽しむことができました。
BGMに関しては総合的には本作が一番好きでしたね。特にエストのテーマの『moonlit glas』は無限に聴けました。

本作は名前通り『月に寄りそう乙女の作法』の続編にあたる作品です。
続編のナンバリングタイトルというのは登場するメインキャラクターをほぼ一新しているものと、引き継いでいるものの二通りがあると思います。
本作は一応は前者にあたる作品ではあるものの、登場人物のほとんどが『つり乙』と『乙りろ』のキャラの血族にあたる人間なので、実際のところはかなり前作プレイ前提の作品になっていたと感じます。
追記よりネタバレありの感想になります。
春心ルート
才華とエストが一般クラスに編入するというとんでもない展開。
本ルートでは一般クラスと特別編成クラスの間のしこりをなくすというドデカい野望に取り組むことになるのですが、その割には実際のフィリコレの模様も語られず仕舞いであり、あっさり終わってしまったという印象はありました。
今後もパル子の病気のことを考えると崖っぷちスレスレ綱渡りになりそうなものなのですが、こいつらなら大丈夫……なのかなぁ。
才華が明確に両親に背いた道を選択したという結末は面白かったです。
ルミネルート
サブキャラクターの山県君が大活躍するほか、前ご頭首様も大活躍するルートでした。
ピアノの演奏の在り方についてあれだけ触れたのだから、ルミネのピアノで幕を閉じるのかと思いましたが、そんなことはなかったです。最後の最後で役割交代するのはまさかの展開過ぎて熱かったですね。
エストルートを除いた個別の中では抜けて面白かったです。初Hがアレすぎたことを除けば終始楽しんで見ることができました。
朔莉ルート
こちらもまさかの展開過ぎましたね。朔莉の本来の性格にしてもそうなのですが、陰ながら才華をサポートしてくれていたという事実には胸を打たれました。この真実を踏まえて他のルートや共通ルートを見直してみると違ったものが見えてきそうですね。
惜しむらくは尺がルミネルートの半分ぐらいしかなかったことでしょうか。服飾の話がほとんど出てこないということもあって、もう少し話を膨らませられそうだったので残念です。
エストルート
カトリーヌの為にブチ切れるジャス子から始まり、エストのゴースト騒動や、才華の性別バレ騒動など、トラブルが続いていきます。つくづく誠意を見せるということはなんたるかについて拘ったシナリオだったと感じました。
無印のような見ててハラハラする展開もあり、学院長も満を持して出番が与えられるということで、メインヒロインのルートに相応しい濃密な内容だったと思います。
【好きなルート】
エスト>ルミネ>朔莉>春心
【好きなヒロイン】
(中身)
朔莉>春心>エスト>ルミネ
(可愛さ)
一丸弓>アトレ>エスト>春心>ルミネ>朔莉
自分はパル子→ルミネ→朔莉→エストの順に攻略しました。
本作の登場人物は騒がしい……というよりはもはや非常識なキャラクターが多かったという印象です。
各ルートを通してみると、パル子は服飾においても精神面においても最強キャラだったし、ルミネはヘタレオブヘタレだったし、朔莉とエストは裏の顔があったということで、どのヒロインにも意外な一面がありましたね。
前作からメインキャラクターをほぼ一新した数十年後の未来の話ではあるものの、その実前作『つり乙』が前提となった作品という印象でした。
前述の通り登場キャラクターの大半が『つり乙』及び『乙りろ』の血族にあたる人間というのもあるのですが、何よりも主人公である才華の人生観の根幹に前作ルナルートのエピソードが大いに関わっていたからです。
両親への強い敬仰を抱いた才華が各ルートで辿り着いた結末は、朝日とルナの人生と照らして比較するとどう見えるのか? 本編ではそれが重要な意味を持って語られており、そういう意味でも前作の歴史を大きく土台にしていると感じました。
本作は『つり乙』と比較すると世間での評価が低めに感じます。自分としても前作以上に万人受けはしづらい物語だったという感触はありました。
まず主人公である才華はドSのナルシストキャラでありながら、朝日以上に周囲の人間からちやほやされまくっている人物なので、癖は強いと思います。
あとは『つり乙』は主人公にとって最大の敵である衣遠の脅威に常に晒されており、どのルートでも性別バレと糾弾を踏まえた大きな逆境が用意されていました。本作ではその衣遠が味方側であれこれ尽くしてくれるので負ける気がしない上に、それらしい逆境はエストルートぐらいでしか用意されていないので、そういった部分に面白さを見出していた人にとっては肩透かしになりそうだと感じました。
個人的には朝日より才華の方が好きでルナよりエストの方が好きなので、本作は本作で楽しむことができました。
BGMに関しては総合的には本作が一番好きでしたね。特にエストのテーマの『moonlit glas』は無限に聴けました。