
ツーピース
まどそふとより2016年4月28日に発売された美少女ゲーム、『ワガママハイスペック』をクリアしました。

自分は昨年からあらゆる18禁ゲームに手を出していたものの、この手のガチのキャラゲーをやるのは生まれて初めてかもしれません。
本作は『萌えゲーアワード2016年大賞受賞』という凄すぎる実績もあり、最初に触れる作品としては丁度良かったと感じました。
と言っても自分がプレイしたのはSwitchの全年齢版だったりします。値段が倍以上違ったのでこちらに手を出しましたが、この辺は妥協しない方が良かったなぁと思ったり。
キャラゲーということで侮っていたのですが、本作は日常パートのテキストが面白い上に各個別ルートにもしっかり盛り上がりが用意されていたので、決して中身がないというわけでは全くなかったです。
むしろ自分はこの手のADVでは日常パートの面白さを重視する人間なので、そこらのシナリオゲーよりも普通に楽しんでプレイすることができました。
あとはBGMの完成度も総じて高かったですね。自分の周りでは『切実な想い』が人気でした。ピアノ曲が良いゲームは良いゲームです。
追記よりネタバレを踏まえたルート毎の感想になります。
順風満帆な人生を送っていた主人公が、頑張りすぎてピンチに陥るというエピソード。
本ルートでは実妹相手に関係を持っちゃうわけですが、本人達の境遇のせいか登場人物の間に背徳や躊躇いの感情はありませんでしたね。周囲の人物も気付いていたものの特にツッコむことはなかったです。
ちなみに全年齢版ではキスシーンすらない超プラトニックラブが展開されます。ひどくない?
任天堂の目をかいくぐる為の改変かと思いきや、普通に妹を俺色に染めたり妹がオ〇ニーしたりする描写はあったので、Hシーンを丸ごと削った結果起こっただけの模様。少し悲しいです。
お互いに好意を自覚するのが早すぎたので、イチャラブ成分がありえんぐらい多かったです。
わかりやすいメ〇ガキ後輩ヒロインということで、主人公が一番振り回されていたルートに感じました。
後半より始まるのは炎の料理対決。他のヒロイン達にも協力を仰ぎ、ひとつの物事に取り組んでいくのは熱かったですね。
オチは「いくらなんでもそんな勘違いないやろ~w」と思っていたものの、本当にアンジャッシュだったやつです。
この齟齬を父親がちゃらんぽらんだったことで全て説明を付けてしまうのもどうかと思いますが、まあこの雰囲気なら許してしまえます。別に何かを失ったわけでもなかったので。
あの立ち絵がまさか指スマを表していたとは思いませんでした。
マイペースに見えるものの頭は良い会長さんなので、主人公とは心理戦のような会話が繰り広げられていて面白かったです。
他にも天然さで日常パートを盛り上げてくれたり、嫉妬で駄々をこねる一面があったりと、ゲームを通して評価の上がったキャラクターNo.1です。告白シーンは全ルートで一番好きでした。
主人公にとっては唯一人の相方なだけあって、もう少し漫画活動を続ける上での現実の厳しさ等に突っ込んでいく話になるかと思いきや、特に大きなイベントも起こらずに急に中国に飛んでエンディングになるのでびっくりしました。まあ、その辺の生々しさについては兎亜ルートでも描かれてますからね。
逆境が大きいからこそ関係はより濃くなると思うので、他のルートと比べると少し物足りない気持ちはありました。何の説明もなく呼び方も変わっていたのにも違和感がありました。
実際の尺の長さはわかりませんが、個人的には一番長く感じたルートでした。未尋ルートとは真逆で好意を自覚するまでに時間がかかっていただけあります。
ヒロインの心の傷がクローズアップされたりと、美少女ゲームとしては王道なものの、他のルートにはなかった展開でしたね。
中盤の演劇の場面は、流石に演劇部さん生徒会におんぶだっこにも程があるだろという疑問はあったものの、サブヒロインの委員長の出番がここにきて爆増したのは良かったです。
普通に泣ける話でした。周りのキャラクターが引き立っていること、漫画家である設定を活かしている等、最後にプレイするのに相応しいルートだったと思います。
ワガママなヒロイン達というのが本作のコンセプトなものの、最後は主人公の特大ワガママで幕を閉じるというのは面白かったですね。
上記の通り王道過ぎたので驚きの展開が用意されていたわけでもありませんでしたが、それでもエロゲの個別としては起承転結が完成されており、王道の良さがあった話だったと思います。
【好きなルート】
アーシェ>未尋>兎亜>かおるこ
【好きなヒロイン】
(中身)
かおるこ>アーシェ>未尋>兎亜
(可愛さ)
アーシェ>かおるこ>未尋>兎亜
グランドルートが存在しないゲームなので推奨攻略順は特にないものの、個人的にはかおるこルートの後にアーシェルートをプレイした方が読後感が残りやすいと感じました。
何故ならかおるこルートの序盤でやったアーシェとのラブコメ展開のくだりから、本ルートで本物の恋愛に発展する流れが綺麗だからです。……というのは理由の一部でしかなくて、かおるこルートが一番内容が薄くてアーシェルートが一番面白いから、という超主観的な感想が大部分を占めています。
あとは全年齢版ではぶつ切り感が酷く感じたので、エロゲ版をやった方が良かったとは感じました。
まあエロゲ版の方もHシーンが各ルートで五回近くあるらしいのでそれはそれでテンポを欠きそうですし、自分はHシーンを見て"実用性"を見出すことが全くない人間なので、実際には倍以上の金額を払う価値があったのかは疑問ではありますが。
それでもHシーン以外にも日常パートで削られていた会話は多かったようですし、何より本作は純然たるエロゲブランドが出したエロゲなのだから、原作に触れてなんぼだとは思いました。大は小を兼ねます。

自分は昨年からあらゆる18禁ゲームに手を出していたものの、この手のガチのキャラゲーをやるのは生まれて初めてかもしれません。
本作は『萌えゲーアワード2016年大賞受賞』という凄すぎる実績もあり、最初に触れる作品としては丁度良かったと感じました。
と言っても自分がプレイしたのはSwitchの全年齢版だったりします。値段が倍以上違ったのでこちらに手を出しましたが、この辺は妥協しない方が良かったなぁと思ったり。
キャラゲーということで侮っていたのですが、本作は日常パートのテキストが面白い上に各個別ルートにもしっかり盛り上がりが用意されていたので、決して中身がないというわけでは全くなかったです。
むしろ自分はこの手のADVでは日常パートの面白さを重視する人間なので、そこらのシナリオゲーよりも普通に楽しんでプレイすることができました。
あとはBGMの完成度も総じて高かったですね。自分の周りでは『切実な想い』が人気でした。ピアノ曲が良いゲームは良いゲームです。
追記よりネタバレを踏まえたルート毎の感想になります。
兎亜ルート
順風満帆な人生を送っていた主人公が、頑張りすぎてピンチに陥るというエピソード。
本ルートでは実妹相手に関係を持っちゃうわけですが、本人達の境遇のせいか登場人物の間に背徳や躊躇いの感情はありませんでしたね。周囲の人物も気付いていたものの特にツッコむことはなかったです。
ちなみに全年齢版ではキスシーンすらない超プラトニックラブが展開されます。ひどくない?
任天堂の目をかいくぐる為の改変かと思いきや、普通に妹を俺色に染めたり妹がオ〇ニーしたりする描写はあったので、Hシーンを丸ごと削った結果起こっただけの模様。少し悲しいです。
未尋ルート
お互いに好意を自覚するのが早すぎたので、イチャラブ成分がありえんぐらい多かったです。
わかりやすいメ〇ガキ後輩ヒロインということで、主人公が一番振り回されていたルートに感じました。
後半より始まるのは炎の料理対決。他のヒロイン達にも協力を仰ぎ、ひとつの物事に取り組んでいくのは熱かったですね。
オチは「いくらなんでもそんな勘違いないやろ~w」と思っていたものの、本当にアンジャッシュだったやつです。
この齟齬を父親がちゃらんぽらんだったことで全て説明を付けてしまうのもどうかと思いますが、まあこの雰囲気なら許してしまえます。別に何かを失ったわけでもなかったので。
かおるこルート
あの立ち絵がまさか指スマを表していたとは思いませんでした。
マイペースに見えるものの頭は良い会長さんなので、主人公とは心理戦のような会話が繰り広げられていて面白かったです。
他にも天然さで日常パートを盛り上げてくれたり、嫉妬で駄々をこねる一面があったりと、ゲームを通して評価の上がったキャラクターNo.1です。告白シーンは全ルートで一番好きでした。
主人公にとっては唯一人の相方なだけあって、もう少し漫画活動を続ける上での現実の厳しさ等に突っ込んでいく話になるかと思いきや、特に大きなイベントも起こらずに急に中国に飛んでエンディングになるのでびっくりしました。まあ、その辺の生々しさについては兎亜ルートでも描かれてますからね。
逆境が大きいからこそ関係はより濃くなると思うので、他のルートと比べると少し物足りない気持ちはありました。何の説明もなく呼び方も変わっていたのにも違和感がありました。
アーシェルート
実際の尺の長さはわかりませんが、個人的には一番長く感じたルートでした。未尋ルートとは真逆で好意を自覚するまでに時間がかかっていただけあります。
ヒロインの心の傷がクローズアップされたりと、美少女ゲームとしては王道なものの、他のルートにはなかった展開でしたね。
中盤の演劇の場面は、流石に演劇部さん生徒会におんぶだっこにも程があるだろという疑問はあったものの、サブヒロインの委員長の出番がここにきて爆増したのは良かったです。
普通に泣ける話でした。周りのキャラクターが引き立っていること、漫画家である設定を活かしている等、最後にプレイするのに相応しいルートだったと思います。
ワガママなヒロイン達というのが本作のコンセプトなものの、最後は主人公の特大ワガママで幕を閉じるというのは面白かったですね。
上記の通り王道過ぎたので驚きの展開が用意されていたわけでもありませんでしたが、それでもエロゲの個別としては起承転結が完成されており、王道の良さがあった話だったと思います。
【好きなルート】
アーシェ>未尋>兎亜>かおるこ
【好きなヒロイン】
(中身)
かおるこ>アーシェ>未尋>兎亜
(可愛さ)
アーシェ>かおるこ>未尋>兎亜
グランドルートが存在しないゲームなので推奨攻略順は特にないものの、個人的にはかおるこルートの後にアーシェルートをプレイした方が読後感が残りやすいと感じました。
何故ならかおるこルートの序盤でやったアーシェとのラブコメ展開のくだりから、本ルートで本物の恋愛に発展する流れが綺麗だからです。……というのは理由の一部でしかなくて、かおるこルートが一番内容が薄くてアーシェルートが一番面白いから、という超主観的な感想が大部分を占めています。
あとは全年齢版ではぶつ切り感が酷く感じたので、エロゲ版をやった方が良かったとは感じました。
まあエロゲ版の方もHシーンが各ルートで五回近くあるらしいのでそれはそれでテンポを欠きそうですし、自分はHシーンを見て"実用性"を見出すことが全くない人間なので、実際には倍以上の金額を払う価値があったのかは疑問ではありますが。
それでもHシーン以外にも日常パートで削られていた会話は多かったようですし、何より本作は純然たるエロゲブランドが出したエロゲなのだから、原作に触れてなんぼだとは思いました。大は小を兼ねます。