
真心をこめて
2013年7月26日にアダルトゲームメーカーのNavelより発売されたWindows用18禁恋愛アドベンチャーゲーム、『乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris-』をクリアしました。

本作は「『つり乙』のBADENDの続きを描いた物語」ということで、いわばつり乙の続編となっております。
本作のメインヒロインを務めているのは、前作ではサブヒロインだった主人公の妹・大蔵りそなです。
メインルートではそんな兄に対して邪な感情を抱いている妹と恋愛していくのは元より、大蔵家の跡継ぎ問題について大きく触れていくお話となっております。
前作でボスキャラを務めていた大蔵衣遠が重要人物となっているほか、サブキャラクターとして従兄弟の兄弟達も初登場するなど、家族関係がひときわ掘り下げられていく筋書きとなっていました。
以下はネタバレを踏まえた各ルート毎の感想です。
短い……というか、明らかに未完成のまま世に出たようにしか見えませんでした。
なんせBADENDのテキストを9割使い回しています。ファンディスクでは『エッテアナザー』なるものが作られているぐらいですから、大人の事情がありそうです。
もう少しモデルの話とかやりようがあったと思うのですが、そういう類の話は一切なかったです。本当にH部分以外BADと同一でした。
メリルの正体が判明し、駿我とレスバを繰り広げる場面が山場でした。
その後は特に逆境も何もなく、すんなりとエンディングへと辿り着いた印象です。
軟禁されていたはずなのに修道院を堂々と抜け出せていたのが謎過ぎました。駿我のどこか協力的な態度を考えるに、抜け出されても別にOKぐらいの感覚だったのでしょうかね。
メリル自体はとても可愛らしいヒロインだったと思います。性別の受け入れ方もぶっ飛んでいました。
まさにグランドエンディング。エッテルートの五倍長かったので、まごうことなきメインルートでした。
前作のヒロイン達が集結するのは熱かったですね。公園にルナ様が登場する場面では前作OPのアレンジを流す等、製作としても非常に注力しているシーンだったと思います。
ここにきて衣遠の衝撃の真実が明かされました。
それを踏まえて遊星・りそな・衣遠の三人が、ついに兄弟として和解できたことには感動しました。三人で机を囲んでいるCGの差分が最高でしたね。
ショーが衣遠の愛情たっぷりの台詞から始まるのも良かったです。すっかり好感度がMAXになってしまった。
他のルートと同様にショーも跡継ぎ騒動もなんやかんやで丸く収まって終わり……かと思いきや、寸前で真心さんが真の姿を現しました。
12月以降生徒ABがリリアーヌを囲わなくなったこと、リリアーヌが飼っていた犬が他所で発見されたこと、糸目なこと等、元よりフルコンボで怪しかったです。
それでも豹変シーンは専用BGMまで用意されているという力の入れ具合であり、やはり衝撃的でした。こんな推理もののような展開まで用意されているとは。
りそなルートでは前作から続いていた衣遠との確執、ひいては大蔵家との確執に決着が付きました。
血の繋がりがないことがわかってもようやく本当の家族になれたということで、続けて進めてきた自分としては、もはや本作を以ってして大蔵遊星の物語は完結したという印象すらありました。
その他のルートに関しては、メリルルートはまだしもエッテルートは擁護できないレベルでしたが、りそなルートの為にもプレイする価値はあったと感じました。

本作は「『つり乙』のBADENDの続きを描いた物語」ということで、いわばつり乙の続編となっております。
本作のメインヒロインを務めているのは、前作ではサブヒロインだった主人公の妹・大蔵りそなです。
メインルートではそんな兄に対して邪な感情を抱いている妹と恋愛していくのは元より、大蔵家の跡継ぎ問題について大きく触れていくお話となっております。
前作でボスキャラを務めていた大蔵衣遠が重要人物となっているほか、サブキャラクターとして従兄弟の兄弟達も初登場するなど、家族関係がひときわ掘り下げられていく筋書きとなっていました。
以下はネタバレを踏まえた各ルート毎の感想です。
エッテルート
短い……というか、明らかに未完成のまま世に出たようにしか見えませんでした。
なんせBADENDのテキストを9割使い回しています。ファンディスクでは『エッテアナザー』なるものが作られているぐらいですから、大人の事情がありそうです。
もう少しモデルの話とかやりようがあったと思うのですが、そういう類の話は一切なかったです。本当にH部分以外BADと同一でした。
メリルルート
メリルの正体が判明し、駿我とレスバを繰り広げる場面が山場でした。
その後は特に逆境も何もなく、すんなりとエンディングへと辿り着いた印象です。
軟禁されていたはずなのに修道院を堂々と抜け出せていたのが謎過ぎました。駿我のどこか協力的な態度を考えるに、抜け出されても別にOKぐらいの感覚だったのでしょうかね。
メリル自体はとても可愛らしいヒロインだったと思います。性別の受け入れ方もぶっ飛んでいました。
りそなルート
まさにグランドエンディング。エッテルートの五倍長かったので、まごうことなきメインルートでした。
前作のヒロイン達が集結するのは熱かったですね。公園にルナ様が登場する場面では前作OPのアレンジを流す等、製作としても非常に注力しているシーンだったと思います。
ここにきて衣遠の衝撃の真実が明かされました。
それを踏まえて遊星・りそな・衣遠の三人が、ついに兄弟として和解できたことには感動しました。三人で机を囲んでいるCGの差分が最高でしたね。
ショーが衣遠の愛情たっぷりの台詞から始まるのも良かったです。すっかり好感度がMAXになってしまった。
他のルートと同様にショーも跡継ぎ騒動もなんやかんやで丸く収まって終わり……かと思いきや、寸前で真心さんが真の姿を現しました。
12月以降生徒ABがリリアーヌを囲わなくなったこと、リリアーヌが飼っていた犬が他所で発見されたこと、糸目なこと等、元よりフルコンボで怪しかったです。
それでも豹変シーンは専用BGMまで用意されているという力の入れ具合であり、やはり衝撃的でした。こんな推理もののような展開まで用意されているとは。
りそなルートでは前作から続いていた衣遠との確執、ひいては大蔵家との確執に決着が付きました。
血の繋がりがないことがわかってもようやく本当の家族になれたということで、続けて進めてきた自分としては、もはや本作を以ってして大蔵遊星の物語は完結したという印象すらありました。
その他のルートに関しては、メリルルートはまだしもエッテルートは擁護できないレベルでしたが、りそなルートの為にもプレイする価値はあったと感じました。