
藤林
『空に刻んだパラレログラム』をクリアしました。

文章が所々途切れる、特定のキャラのボイスが起動する度になくなる、時々全く関係のない立ち絵が表示される等、どことなくUIはガバく感じながらも、シナリオの内容の濃さは折り紙付きでした。
このゲームは所謂「スポーツもの」に該当するエロゲとなります。
テレプシコーラという架空のスポーツが舞台です。人間が空を飛びながらバスケットボールのような勝負事をやります。
スポーツものといえば味方陣営以外にも敵陣営を如何に魅力的に描けるかも大事だと思いますが、この作品はその点はバッチリだったと思います。
というのも、"立ち絵の存在するほぼ全てのキャラクターに"複数回に渡る回想を用意しているからです。
時々度重なる回想にテンポの悪さを感じたこともありましたが、おかげでキャラクターの掘り下げが足りないと感じたことはなかったです。
一見美少女えっちゲーム的なビジュアルながらも、その実態は非常に泥臭く汗臭い話となっております。
主人公達は所謂部活動の二軍に所属しているのですが、そこでは一軍から虐げられ放題の格差社会が広がっており、上を目指してのし上がっていくという筋書きとなっております。
回想があるということでお察しの通り、背負っているものがやたら重い連中が多く、人間関係の軋轢などもあります。
登場人物達はそれらを土台とした上で試合に臨んでいるので、少年漫画のような友情努力勝利がしっかりと描かれていたゲームだったと思います。
そして、本作に関してはとある一人のキャラクターが本当にかっこよかったと思います。
この手の美少女ゲームには似つかわしくないサブの男キャラクターでありながらも、発売前人気投票で1位、発売後人気投票でも3位を獲得。個人的な感想を抜きにしても、その大衆的な人気の高さが伺えます。
間違いなくこの作品を語る上では欠かせない存在、ひいてはこの作品における最大の魅力と言っても差し支えない男だと思いました。

文章が所々途切れる、特定のキャラのボイスが起動する度になくなる、時々全く関係のない立ち絵が表示される等、どことなくUIはガバく感じながらも、シナリオの内容の濃さは折り紙付きでした。
このゲームは所謂「スポーツもの」に該当するエロゲとなります。
テレプシコーラという架空のスポーツが舞台です。人間が空を飛びながらバスケットボールのような勝負事をやります。
スポーツものといえば味方陣営以外にも敵陣営を如何に魅力的に描けるかも大事だと思いますが、この作品はその点はバッチリだったと思います。
というのも、"立ち絵の存在するほぼ全てのキャラクターに"複数回に渡る回想を用意しているからです。
時々度重なる回想にテンポの悪さを感じたこともありましたが、おかげでキャラクターの掘り下げが足りないと感じたことはなかったです。
一見美少女えっちゲーム的なビジュアルながらも、その実態は非常に泥臭く汗臭い話となっております。
主人公達は所謂部活動の二軍に所属しているのですが、そこでは一軍から虐げられ放題の格差社会が広がっており、上を目指してのし上がっていくという筋書きとなっております。
回想があるということでお察しの通り、背負っているものがやたら重い連中が多く、人間関係の軋轢などもあります。
登場人物達はそれらを土台とした上で試合に臨んでいるので、少年漫画のような友情努力勝利がしっかりと描かれていたゲームだったと思います。
そして、本作に関してはとある一人のキャラクターが本当にかっこよかったと思います。
この手の美少女ゲームには似つかわしくないサブの男キャラクターでありながらも、発売前人気投票で1位、発売後人気投票でも3位を獲得。個人的な感想を抜きにしても、その大衆的な人気の高さが伺えます。
間違いなくこの作品を語る上では欠かせない存在、ひいてはこの作品における最大の魅力と言っても差し支えない男だと思いました。