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【読了】うえきの法則

うえきの法則一巻

名前は何度も聞いたことがあるぐらい有名な漫画でしたが、序盤は正直なんじゃこりゃ感が拭えませんでした。
というのも、各キャラクターのキャラクター像が掴みづらく、行動に共感できなかったからです。

植木の正義そのものと言えるコバセンというキャラクターに、全く感情移入ができませんでした。
言ってしまえば植木の意志とは無関係に能力を与え、バトルに巻き込んだ張本人です。
少なくとも勉強の才を失ったのはどう見てもコバセンのせいなのですが、その業を中学生に背負わせるにはあまりにも重すぎますよね。
本人自身もバトルに巻き込んだことを後悔していたので人間味があったとは思いますが、それにしてもここまで子供を不幸にしている大人を好きになることはできませんでした。

よくわからんまま死ぬと思われたその時、コバセンは憧れの存在だったという植木からの衝撃の告白。
その理由にしてもめちゃめちゃ取って付けたようにしか見えなくて信じられませんでした。
というかコバセンが死んだのもそもそも植木が言うことを聞かずにロベルトに挑んで行ったせいですからね。ロベルトがコバセンのカタキみたいに言われていましたが。

また、植木と鬼山紋次郎との交流にしても、なんでこいつら泣いてんだ?と疑問に思いました。
別れ際にまた会ったらバトろうぜなんて言ってましたが、植木ってそんな悟空みたいなキャラだったか……?

そういうわけで、何度かいい話を書こうとしているのは伝わってきましたが、ずっと置いてけぼりにされてる感覚が拭えなかったです。


とは言っても、そんな印象を抱いたのは序盤だけでした。
続くロベルト十団の黒影戦以降は一変。中盤からはどんどん面白くなっていきましたね。

話全体を通して特筆すべきは、風呂敷の畳み方です。
守人の一族が天界獣を封印していたとか、最後の最後で才の増減設定が勝敗の鍵になるとか。
伏線の回収が上手いというより、伏線の使い方が上手いという感じでしょうか。とにかく過去の設定を活かすのがお見事だったと思います。
唐突に出てきた飲んだくれの植木の実父にしても、このまま連載終了と同時に有耶無耶にしてくるんじゃないかと思っていましたが、しっかりと関係を清算していました。


また、本作はジョジョのようなアツイ頭脳戦的なものがそこまでなかったと思います。中盤以降は増えていきましたが、全体を通してみるとそれでも若干物足りないと感じました。
しかし、2000年代の少年漫画にしては珍しく、敵味方の戦闘力のインフレが凄まじいのが特徴的でした。それこそドラゴンボール並に。
どちらかと言えば策と策のぶつかり合いのような面白さ以上に、そういう意味で読んでて爽快感がありました。

個人的に印象に残っているのはマリリンチーム戦でした。
あんなに凶悪な能力者をどうやって倒すんだと思っていたら、あんな結末とは……。
肩透かしを食らってしまった部分もありましたが、マリリンチームのキャラ達の仲良しっぷりも相まって、とても自分好みな終わり方でした。


総括として、王道で面白い能力バトルものだったと思います。
うえきの法則+なる続編もあるらしいので、機会があればそれも読んでみたいですね。

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・イナズマイレブンGOストライカーズ2013
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イナズマイレブンGOストライカーズ2013というゲームのオンライン対戦で、最終ランキング3位でした。今でも遊んだりゲームの考察を当ブログで落とすことがあります。
科学ADVシリーズは全作品プレイ済みで、CHAOS;CHILDについては三週しました。
スマブラはエンジョイ勢です。(スマメイト最高レート1600)

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