
【オリオンの刻印】48話(感想)
【オリオンの刻印振り返り①】第1話「世界への門」で突如代表選手に選ばれた一星。この時は「一星充」として登場。明日人たちに爽やかに挨拶する姿が印象的でした⚡この出会いが、のちにイナズマジャパンの運命を大きく変えることになります。 #イナズマイレブン #オリオン振り返り pic.twitter.com/rI9Z4d8uTd
— イナズマイレブン公式 (@inazuma_project) 2019年9月7日
まあ、正体は一星光なんですけどね。初見さん。
本作は話数が多くて内容を忘れてしまった部分も多いですから、こういった振り返りを公式がやってくださるのは、非常にありがたいですね。
既にオリオンの視聴を辞めてしまった方は、この「#オリオン振り返り」というタグであらすじをおさらいしておくのをオススメします。本編は見なくても大丈夫です。この振り返りがあまりにもわかりやすいので。
第48話「世界よ その手をつなげ」
紐解かれる『パーフェクトワールド』の真意

イリーナの真の目的は、偽りに塗り固められた虚構の世界を破壊して、理想郷――『パーフェクトワールド』を作ることでした。(´・∀・`)ヘー
Aパートはオリオンの刻印で一番面白かったまでありました。
何の説明もなくホログラム化したオバサンが分身して世界は汚れてるとか言い出しますからね。黒幕の目的が唐突に語られること自体は歴代でも同じでしたが、黒幕がここまで自己主張をした挙句急速展開で話を進められたら流石に笑ってしまいます。
GOは前半終了後にチーム総入れ替え、ギャラは決勝戦終了後にエキビションマッチという流れでしたが、今回は試合中止という暴挙に出てきました。
本作がギャグアニメなのは既に確定していることなので、こういう突き抜けた馬鹿さ加減で視聴者を置いてけぼりにしてくれるのは面白かったです。
世界の結束が本物ということならばそれを証明して見せよということで、最後の刺客『シャドウ・オブ・オリオン』をけしかけてきます。
どうして勝訴確定の証拠を握っているのにも関わらず突然サッカーを始めるのでしょう。ここまで執念深く組織の首領として居座っていた女が、サッカーの代理戦争で負けたぐらいで改心するとは思えませんけどね。
おそらくは微塵も負けると思っていない彼女による見せしめが主目的でしょうか。それにしても意味はなさそうですが。
結成! チョウキンウンズ

ギャラクシーイレブンのような展開が待ってましたね。
あちらのように主人公チームが傷を癒している間に他のメンバーが頑張るというわけではなく、日本も含めた世界選抜チームとなります。つまり坂野上の出番はもうありません。
ラスボスを倒す為にかつてのライバル達と共闘するという展開自体は、王道(というか三番煎じ)ながらも中々に熱いですね。
しかし、元々オリオン財団を倒すのを目的としていたクラリオやフロイがいるのはわかりますが、イリーナの呪縛から最後まで逃れられずに改造サポーターで身体をボロボロにされた挙句ラストリゾートΣでKO負けしたペトロニオがいるのはマジで何。怪我が一瞬で完治していることも謎ですが、そもそもこんなわかりやすい形でイリーナに逆らえるのなら準決勝は普通に試合放棄していれば済んでたんじゃないですかね……。
日本に帰ったはずの不動明王も、いつの間にかロシアへ戻って参りました。
邪推となってしまいますが、絶対離脱が叩かれたから救済措置で出しましたよねこれ。どう考えてもメンバーの中で一番浮いてますし。日本に帰る描写はなんだったのでしょう。
ちなみに無印の不動らしくベンチに座ってました。今回は敵タクティクスへ無策に突っ込まないでくれるといいですね。
ピッチの指導者として日本に残っていた鬼道も、満を持して参戦しました。
鬼道と野坂、日本の二人の司令塔による華麗なプレー。そういうえばこの二人の連携は初めてでしたね。
フィールドの全域をカバーする細かなゲームメイクによって、相手を一切寄せ付けませんでした。いやー……本当になんで鬼道さんは日本に残ったんだろう。
そういえば趙金雲の言う助っ人が、まさか鬼道のこととは思いませんでした。あの意味深な場面の切り替わり方からして影山のことだとばかり……。
ロシア戦のアース・イナームのミスリードはマジで何の意味がありませんでしたが、このミスリードにはしてやられました。
まあ、あの影山が味方になるという展開をちょっぴり期待してはいましたけどね。結局彼は鬼道の言うように誰かに従うような人間じゃないですから、これで良かったと思います。
チョウキンウンズはこれまで登場した強豪プレイヤーを上から順に集めたようなメンツであり、文字通りオールスターでした。
しかし、そんなことをしてバランスの良いチームになるはずがなく……案の定カシムとマリクとハオがDFにコンバートされるという超次元采配となりました。
誰かしらDFを入れてやれよと思いましたが、そもそもオリオンのDFは全員常時ヘブンズタイムだったので入れても意味はありませんでした。もしや趙金雲もそう考えて……?
シャドウ・オブ・オリオン

ついに登場したラスボスチーム。今度はどんな卑怯なことをしてくるんだろうと思っていたら……なんと!!普通に試合をしてきました!!
しかも反則を一切使っていないのにも関わらずめちゃめちゃ強い。これまでラフプレーしか能がないような雑魚達をいなすことしかしてこなかった明日人達は、あまりのギャップに苦戦を強いられます。
本作のFFIの試合は全てプロレス及び喧嘩でしたが、急に真面目にサッカーを挑んできましたからね。明日人達にとっては別ゲーですから、そういう意味では卑怯極まりないと言えるかもしれません。
敵キャプテン・ユリカの必殺技、『オリオン・クロスバイパー』。オリオンの名を冠している辺り、本作のラスボスに相応しい必殺技なのかもしれません。
円堂の『ダイヤモンドハンド』を難なく突破してしまいます。なんだかここにきてバカスカ破られるようになってきましたね。
ユリカはラスボスチームのキャプテンの中では初の女性キャラであり、台詞もほとんどないということで、歴代ボスとは一線を画したキャラクターです。
台詞がほとんどない上にポッと出のキャラなので、どうしても印象は薄いですね。ポッと出なのは千宮路も同じでしたが、まああれは親父の化身みたいなもんだったので……。
まあ、萌え豚なのでゲームが出たらスカウトするつもりです。ゲーム版オリオンの刻印の発売が楽しみだなあ。
きわめて真面目に戦ってくる相手に明日人達は対応できず、0-3で前半終了です。
相手はオフェンス面だけでなくディフェンス面も完璧であり、クラリオの『ダイヤモンドエッジ』と豪炎寺の『ラストリゾート』を必殺技なしで止められてしまいました。全編を通して持ち上げられまくっていた『ラストリゾート』でしたが、ここ数話での格落ちっぷりが凄まじいですね……。
真面目に戦ってくる相手とは言ったものの、次回予告で一之瀬が出場している辺り、全体攻撃で誰かが怪我させられて選手交代みたいな展開は普通にありそうです。
なんだかんだで物語が大きく動いたので、明日人の誘拐だのイタリア戦だの、意味のない描写の連続よりは見ていて面白みはありました。それだけに話数がカツカツなのが残念ですね。
ラスト二話にして超展開の連続であり、もはや打ち切りであることは誰が見ても自明となっていますが、果たして最終話でこの物語を畳み切れるのでしょうか。