
【オリオンの刻印】21話(感想)
第21話「大海への想いを馳せて」
・各々の帰路

追加メンバー候補のキャラクターが何人か話に出てきましたね。
小僧丸は一人で修行をしているとのこと。水神矢は「フィールドの悪魔使い」という二つ名を名乗ろうと考えていたり。緑川と佐久間と源田もそれぞれチームメイトを出迎えていました。
この中でも気になるのは小僧丸でしょうか。練習にも顔を出さずに一人で修行をしているというのはいくらなんでもガチすぎるので、報われなければ可愛そうな気さえしてきます。
水神矢は逆に台詞が多すぎたのと、自分のこと以上にチームの未来について気にかけていることから、逆に代表入りはしなさそうだと感じました。小僧丸はその点台詞どころか登場すらしていないキャラなので、地獄の特訓を経て感動を再会をする可能性は大いにあります。
問題があるとすれば非常に失礼ですが、小僧丸というキャラクターの人気がそこまで高くないということ。件のハッシュタグを作った以上はなるべく人気のあるキャラクターを追加メンバーにして方針だと思うのですが、どうなるのでしょうね。
・吹雪と鬼道の離脱

追加メンバーがいるということは、同時に離脱する選手もいるということ。
最近では誰が離脱するのか議論が飛び交っていましたが、本日早くも二名発表されました。それが吹雪と鬼道です。
吹雪は実は予選で足を怪我してしまっていたというオチでした。予選終了後に足を怪我して離脱するのは無印でも見た流れ。世界線が収束しました。
吹雪は無印では離脱前に『サンダービースト』や『スノーエンジェル』を使って活躍していたのですが、本作ではサウジアラビア戦でダンスしていた印象しかありません。あまり目覚しい活躍をすることもなく、本戦へ進む前にリタイアとなってしまいましたね。
既に吹雪の代わりにアツヤが代表入りするという流れになっていますが、本当にこのままで行くのでしょうかね。
というのも、イナズマウォーカーで発表された情報ではアツヤの代表入り順は四番目だったはずです。
アツヤ自身は早くもロシアに行く気満々でしたが、そうは問屋が下ろさないのでしょうか。少なくとも吹雪が怪我したまま本戦へ行くとは思えないので、吹雪が飛行機に乗ることはないと思いますが……。
なんにせよ、吹雪の離脱は思ったよりも早かったですね。
まあ、アツヤの言う通り追加メンバーというシステムがある以上、ここで終わりとは限らないと思います。というか無印でも割とすぐに帰ってきましたから。
すぐに復帰するのが無理だとしても、本戦で一瞬だけ出場して『ホワイトダブルインパクト』で流れを変えてくれる展開でもあったら熱いかもしれません。
鬼道さんの離脱理由は、追加メンバーを選ぶ役目を引き受けたいからということ。
天才ゲームメイカーとしての役割を全うした方が100倍チームの力になれはずなので、この理由は流石に同意できませんでした。こういうことは素直に大人に任せましょう。
わざわざ単騎で日本に残らずとも、候補の選手を片っ端から集めて一緒にロシアに連れて行くのが一番良いんですけどね。今のサッカービジネスの大きさならばそれぐらいの旅費は普通に出ると思いますが。
結果的には後述のようにロシアが危ない土地であることから、そうほいほいと選手を連れて行くのは無理なのでしょうけど。
吹雪はなんとなくアツヤの代わりに抜けるのかなとは予想していましたが、鬼道は予選でも大して出番がないまま離脱してしまったので、ちょっと残念でした。
まあ、鬼道がチームに居たらイナズマイレブン史上最高の人気キャラクターである野坂さんの出番を食ってしまう危険性がありますから、仕方ないのかもしれませんね。
・明日人の父親の話

最初は父親の背中を追い続け、いつの間にかサッカーが好きになっていたという明日人。やはり彼の人生観には母親と父親の存在が根付いていますね。
明日人はここまで全く掘り下げられないせいでどういうキャラなのかいまいち掴めていませんでしたが、歴代主人公の中ではどちらかと言えば円堂と近いのでしょうか。アレスの天秤でも度々円堂と比較されていた気がします。
まあ、円堂は樹海にノーマップで突入したり、敗北したチームに対して煽りに入れに行くほど非常識ではありませんでしたが……。明日人は明らかに円堂より尖っています。
そして、前話から明日人の父親ではないかと予想されている、オリオン財団の新条琢磨さん。思わせぶりな演出は挙げたらキリがありませんが、今回の「今の君を見たら父親は喜ぶだろう」という台詞から、ほぼ確定でしょうかね。
正直仮にそうだとしたらあからさますぎるのでミスリードの線をかなり疑っているのですが、無印三期の大介さんも一話目からそんなことを言われながら結局あの通りでしたから、この作品で変に深読みするのは無粋でしょうか。
そもそも新条が明日人の父親じゃないとしたら、他に父親候補がいないんですよね。まさか記者の紀村陽介やギリカナン理事長がパパなわけありません。
全くの新キャラが後々出てくるということも考えましたが、主人公の父親という大役をポッと出キャラにしてしまうとインパクトに欠けてしまいますから、やはり消去法でも新条さんで間違いないでしょうか。
「君が思っているようなサッカーは世界にない」、「イナズマジャパンは日本に帰れる保障はない」と、非常に物騒な話になってきました。
冒頭で趙金雲が初めて監督らしいことをしたかと思いきや、相変わらずでしたね。当然のように大人が子供を危険なことに巻き込みまくっています。
次回は「世界上空!」とかタイトルにある辺り、世界上空で何かが勃発するのでしょうか。
それともただ話に花を咲かすだけですかね。それだけに一話使うというのも考えにくいですが……。
サウジアラビア戦終了後から日常回が一気に増えた印象です。