
【オリオンの刻印】13話(感想)
・ジャパン、新たな輝き

一星の二重人格。無印吹雪と全く同じ境遇かと思いきや、そんなことはありませんでしたね。
事故で犠牲になったのは一星光ではなく、なんと、一星充の方でした。
事故をきっかけにして兄弟の入れ替わりが起こるのは、小説やノベルゲームで使い古されているネタだったりするので、前回の時点で感付いていた人も多かったかもしれませんね。それにしても人間が丸ごと成り替わってしまうとは、背筋が凍る話ではあります。
こういうネタが出てくる度に「普通誰かにバレるだろ!」という突っ込みはあると思いますが……一星の場合はずっと海外に居たことと、事故の直後からオリオン財団に掌握されたことで、周囲の人間には気づかれることがなかったのでしょうね。
なんなら一星は二重人格でしたから、最悪それで乗り切ることもできたかもしれません。彼の病状を考えると人格はコロコロ切り替えられるものではなかったと思いましたが……。
人格統合を終えた一星は強く、相手の癖を見破りまくって無双していきました。
このまま初の必殺技か!? と思われましたが、普通のパスでした。一星の必殺技は中国戦までお預けでしょうかね。
そしていつものゴッドアンドデビルによる得点。この技はタイガーストームのように永遠に通用していきそうです。
今回の説明では、一星光がどのように記憶を改竄して充の人格を作ったのかが、いまいち掴めませんでした。
12話までで話されてきた通り、「自分を救ってくれるヒーローである兄」と、「事故に遭った可愛そうな弟」という、符号化された二つの人格を作ったのでしょうかね。あまりにも重過ぎる解離性同一性障害ですが、幼いながらも事故によって最愛の兄と親を失ってしまいましたから、ここまで変わってしまうのも仕方ないかもしれません。
そしてオリオン財団はその一星の状態を把握し、あのような契約を結んだと。"自分"を助けることを悦びとしていた一星にとっては、乗るしかない条件だったと思います。
傍から見れば兄のロールプレイをずっとしてきたってとんでもない所業ですが、それも自身の記憶を改竄していたからこそ起こったことでしょう。
一星充の人格も、一星光の人格も、勝手に一人歩きしていたものだったと思います。言ってしまえば完璧になるためにもうひとつの人格を作った吹雪よりも、間違いなく重症だったと思います。

自分の罪を自覚したことで、イナズマジャパンから去ろうとする一星。そんな一星を引き止めたのは、野坂を始めとした仲間達でした。
一星を"戦術の皇帝の参謀役"としてスカウト。漫画やアニメでよく見る「お前は生きてその罪を償え!」という展開ですね。
これまで散々物議を醸されてきた一星の悪行でしたが……まあ、丸く収まったと言っても良いでしょうかね。
幼い頃に事故で親と兄を失い、重い病気を患ってしまい、同情する要素しかありません。増してや使徒としての活動は全て、自身の人格が一人歩きしていたせいであり、本人の意思とは関係ありませんでした。
これまでのイナズマイレブンの裏切り者キャラにしては珍しく、しっかり自分の行いを反省しているのも違う点です。しばしば「改心があっさりすぎる」と言われていますが、私としては十分な描写だったと思います。
彼を許せるか許せないかは、今後の働きにかかっているでしょう。
めでたしめでたしで終わりましたが、ただ気がかりだったのは、一星光本人が解離性同一性障害をすんなり克服してしまったことでした。
これまで光が記憶を捻じ曲げてまで生きてきたのは、自分の兄の死を受け入れることができなかったからであり、こんなにあっさりと受容できてしまう過去ではなかったと思います。「兄ちゃんなんで死んだんだあああああ」とか普通はなります。
光が真相を受け入れたことによって、兄に対して真の意味で別れを告げるようなシーンぐらいは欲しかったですね。
やはり覚醒シーンは良いものですね。これまでポンコツだった一星がイナズマジャパンの味方として戦ってくれてる姿は、なんだかこみ上げてくるものがありました。
次回予告は意味がわかりませんでしたが、もしや五億年振りの日常回となるのでしょうか。インタビューとか書いてあるのを見ると、総集編となる可能性も。

一星の二重人格。無印吹雪と全く同じ境遇かと思いきや、そんなことはありませんでしたね。
事故で犠牲になったのは一星光ではなく、なんと、一星充の方でした。
事故をきっかけにして兄弟の入れ替わりが起こるのは、小説やノベルゲームで使い古されているネタだったりするので、前回の時点で感付いていた人も多かったかもしれませんね。それにしても人間が丸ごと成り替わってしまうとは、背筋が凍る話ではあります。
こういうネタが出てくる度に「普通誰かにバレるだろ!」という突っ込みはあると思いますが……一星の場合はずっと海外に居たことと、事故の直後からオリオン財団に掌握されたことで、周囲の人間には気づかれることがなかったのでしょうね。
なんなら一星は二重人格でしたから、最悪それで乗り切ることもできたかもしれません。彼の病状を考えると人格はコロコロ切り替えられるものではなかったと思いましたが……。
人格統合を終えた一星は強く、相手の癖を見破りまくって無双していきました。
このまま初の必殺技か!? と思われましたが、普通のパスでした。一星の必殺技は中国戦までお預けでしょうかね。
そしていつものゴッドアンドデビルによる得点。この技はタイガーストームのように永遠に通用していきそうです。
今回の説明では、一星光がどのように記憶を改竄して充の人格を作ったのかが、いまいち掴めませんでした。
12話までで話されてきた通り、「自分を救ってくれるヒーローである兄」と、「事故に遭った可愛そうな弟」という、符号化された二つの人格を作ったのでしょうかね。あまりにも重過ぎる解離性同一性障害ですが、幼いながらも事故によって最愛の兄と親を失ってしまいましたから、ここまで変わってしまうのも仕方ないかもしれません。
そしてオリオン財団はその一星の状態を把握し、あのような契約を結んだと。"自分"を助けることを悦びとしていた一星にとっては、乗るしかない条件だったと思います。
傍から見れば兄のロールプレイをずっとしてきたってとんでもない所業ですが、それも自身の記憶を改竄していたからこそ起こったことでしょう。
一星充の人格も、一星光の人格も、勝手に一人歩きしていたものだったと思います。言ってしまえば完璧になるためにもうひとつの人格を作った吹雪よりも、間違いなく重症だったと思います。

自分の罪を自覚したことで、イナズマジャパンから去ろうとする一星。そんな一星を引き止めたのは、野坂を始めとした仲間達でした。
一星を"戦術の皇帝の参謀役"としてスカウト。漫画やアニメでよく見る「お前は生きてその罪を償え!」という展開ですね。
これまで散々物議を醸されてきた一星の悪行でしたが……まあ、丸く収まったと言っても良いでしょうかね。
幼い頃に事故で親と兄を失い、重い病気を患ってしまい、同情する要素しかありません。増してや使徒としての活動は全て、自身の人格が一人歩きしていたせいであり、本人の意思とは関係ありませんでした。
これまでのイナズマイレブンの裏切り者キャラにしては珍しく、しっかり自分の行いを反省しているのも違う点です。しばしば「改心があっさりすぎる」と言われていますが、私としては十分な描写だったと思います。
彼を許せるか許せないかは、今後の働きにかかっているでしょう。
めでたしめでたしで終わりましたが、ただ気がかりだったのは、一星光本人が解離性同一性障害をすんなり克服してしまったことでした。
これまで光が記憶を捻じ曲げてまで生きてきたのは、自分の兄の死を受け入れることができなかったからであり、こんなにあっさりと受容できてしまう過去ではなかったと思います。「兄ちゃんなんで死んだんだあああああ」とか普通はなります。
光が真相を受け入れたことによって、兄に対して真の意味で別れを告げるようなシーンぐらいは欲しかったですね。
やはり覚醒シーンは良いものですね。これまでポンコツだった一星がイナズマジャパンの味方として戦ってくれてる姿は、なんだかこみ上げてくるものがありました。
次回予告は意味がわかりませんでしたが、もしや五億年振りの日常回となるのでしょうか。インタビューとか書いてあるのを見ると、総集編となる可能性も。