
【アレスの天秤】25話(感想)
・戦術の皇帝の本領「キングス・ランス」
「ローグプレス」
王帝月ノ宮の必殺タクティクス。「無敵の槍」でした。
王帝のとっておきなのだと思われますが、初見であっさりと破られてしまいました。
このタクティクスの情報は野坂が渡したデータの中に入っていたのでしょうかね。入っていたなら通用しなかったのも仕方ないわけですが、描写を見る限りではガチの初見だったようです。
伊那国雷門がそれだけレベルアップしたという話なのかもしれませんが、そもそも初見で難なく攻略されるってタクティクスとして機能してないのでは……と思ってしまいます。
まあ、王帝は他のタクティクスなどに頼らなくとも「グリッドオメガ」だけで全ての試合を破壊できていたので、ある程度浅いのは仕方ないのかもしれません。
「ザ・ラビリンス」
奥入のドリブル技。
迷路である必要性あるんですかね。無駄に凝っていました。
これでようやく伊那国雷門の全ての選手の個人技が、公式戦での発動に成功したことになります。
無印一期では必殺技を出したものの活躍とは言えないような噛ませとして扱われたり、そもそも必殺技を貰えなかった選手もいたので、彼らと比べれば伊那国雷門のキャラはまだ優遇されていると言えるかもしれません。
「火だるまバクネツ弾」
小僧丸の新シュート技。語感がいいですね。
反時計回りに回転しながら浮上し、最後は「ファイアトルネード」と同じく時計回りの回転を使ってシュートするのがポイントです。
炎にだるまの模様が浮かび上がる必殺技ですが、体型も相まって小僧丸自身が火のダルマになっているようでした。
小僧丸曰く「俺だけの技」。今までの小僧丸の必殺技は、合体技を除けば「ファイアトルネード」と「爆熱ストーム」だけでした。
彼は星章vs木戸川を観戦してた時の様子からして豪炎寺ガチ恋勢だったわけですが、ついに豪炎寺のマネではない自分だけの必殺技を手に入れたということでしょうか。どこかで見たような展開ですね。
モーションはかなり「ファイアトルネード」を大本にしていましたが、オリジナル技だからと言ってイメージと全くそぐわない技を出されても困りますから、これで良かったと思います。
「キングス・ランス」

ついに登場した野坂の必殺技。
二回鳴る「ほわ~んほわ~ん」という気の抜けたSEが気になってしまいます。これ「プリマドンナ」とかでも使われてましたね。
満を持して登場したラスボスの必殺技なだけあって非常に派手です。あたかも化身技のようなシュート技でした。
というかほぼほぼ「ロストエンジェル」でしたね。もしかしたらこの世界線では後々「剣聖ランスロット」のルーツになったりして。
威力も凄まじく、「ザ・ウォール」でパワーダウンされてもなお「マーメイドヴェール」を打ち破ってしまいました。
「マーメイドヴェール」を突破した必殺技というだけでも二つ目にカウントされるレベルですから、これまでに登場した敵チームのシュート技の中でも明らかに頭ひとつ抜けた強さを持っています。
果たして伊那国雷門はこのシュート技を攻略することができるのでしょうか。また、野坂がこの「キングス・ランス」よりも更に強力な必殺技を隠しているという可能性もあります。
・野坂悠馬、サッカーへの想い
王帝は野坂以外のフィールドプレイヤー全員が不本意な中、開幕「グリッドオメガ」を発動。
不本意なのになんでわざわざ「グリッドオメガ」なんてやったんだよという話ですが、御堂院と取引した手前、使わざるを得なかったのだと思われます。それにやり口はどうあれ、王帝の全力のサッカーはこのタクティクスなしには語れないはずです。
野坂もこのタクティクスで試合を決めてしまうことは好ましくないと思い、伊那国雷門には回りくどいやり方で攻略法を教えていたのでした。あれを教えたと言っていいのかわかりませんが。
特訓の成果と灰崎の真空波(?)の力によって、「グリッドオメガ」は無事不発となりました。
野坂と西蔭以外の選手は普通のサッカーがやりたいという気持ちを試合前から露にしていましたが、伊那国雷門との激戦が続いていく中、西蔭にもまた変化が訪れていました。
西蔭はずっと野坂についてきた結果サッカーをやることになったというだけでしたから、サッカーを楽しむということは考えたこともなかったのでしょう。
そんな西蔭の様子を見て野坂は、驚くことも蔑むこともなく、ただ微笑みを見せました。
果たして野坂にとってのサッカーは、本当に何かを成し遂げるための手段でしかなかったのでしょうか。
執念によって周りが見えなくなっているところを明日人に諭され、野坂は御堂院に対して宣戦布告をするような形で、自身の胸の内を明かしました。
・灰崎凌兵、サッカーへの想い
ついに茜と灰崎がご対面しました。
てっきり「灰崎君~」みたいに呼ぶかと思っていたら、下の名前で呼ぶんですね。しかも呼び捨て。
試合が終われば全てわかる、と言っている辺り、やはり茜は野坂の協力者か何かだったのでしょうか。
野坂はアレスの天秤が意味のあるものかどうかを確かめたいと言っていますから、御堂院の度肝を抜くような何かを裏で仕掛けてそうではあります。
野坂がこの試合で勝ったら意味があり、負けたら意味がない。なんて単純な話で終わるとは思えません。
茜は灰崎に、復讐のためではない真っ直ぐなサッカーをして欲しいと願います。
しかし、フィールドの悪魔と呼ばれ試合を荒らしてきた灰崎にとって、真っ直ぐなサッカーなど備わっていないのでした。
・稲森明日人、サッカーへの想い
明日人はやっぱりこういうポジションですよね。
自身の存在を証明するためにサッカーをする野坂、復讐のためにサッカーをする灰崎。
対してアレスの天秤に対して何の因縁もない明日人は、母親の言葉を胸に留め、ひたむきにサッカーへと向き合い続けていたのでした。
勝利のためにラフプレーを連発し合う野坂と灰崎を諭し、サッカーとはなんたるかを言葉で教えようとする明日人。
それにしても彼が二人の胸倉を掴み上げるほど激昂することになるとは思いませんでした。こんなに熱い一面を持っていたのですね。
彼もまた歴代主人公と同じく、サッカーの伝道師とも言うべき強さを持っていたのでした。
アレスの天秤を取り巻く大きな因縁のせいで、試合はどこへ向かっているかわからないようになっていましたが、主人公の一喝によって流れは変わったかもしれません。
次回はいよいよ最終話です。剛陣先輩がゴールに向かっている姿がクローズアップされていましたが、この男はまた何かをしでかしてくれるのでしょうか。
「ローグプレス」
王帝月ノ宮の必殺タクティクス。「無敵の槍」でした。
王帝のとっておきなのだと思われますが、初見であっさりと破られてしまいました。
このタクティクスの情報は野坂が渡したデータの中に入っていたのでしょうかね。入っていたなら通用しなかったのも仕方ないわけですが、描写を見る限りではガチの初見だったようです。
伊那国雷門がそれだけレベルアップしたという話なのかもしれませんが、そもそも初見で難なく攻略されるってタクティクスとして機能してないのでは……と思ってしまいます。
まあ、王帝は他のタクティクスなどに頼らなくとも「グリッドオメガ」だけで全ての試合を破壊できていたので、ある程度浅いのは仕方ないのかもしれません。
「ザ・ラビリンス」
奥入のドリブル技。
迷路である必要性あるんですかね。無駄に凝っていました。
これでようやく伊那国雷門の全ての選手の個人技が、公式戦での発動に成功したことになります。
無印一期では必殺技を出したものの活躍とは言えないような噛ませとして扱われたり、そもそも必殺技を貰えなかった選手もいたので、彼らと比べれば伊那国雷門のキャラはまだ優遇されていると言えるかもしれません。
「火だるまバクネツ弾」
小僧丸の新シュート技。語感がいいですね。
反時計回りに回転しながら浮上し、最後は「ファイアトルネード」と同じく時計回りの回転を使ってシュートするのがポイントです。
炎にだるまの模様が浮かび上がる必殺技ですが、体型も相まって小僧丸自身が火のダルマになっているようでした。
小僧丸曰く「俺だけの技」。今までの小僧丸の必殺技は、合体技を除けば「ファイアトルネード」と「爆熱ストーム」だけでした。
彼は星章vs木戸川を観戦してた時の様子からして豪炎寺ガチ恋勢だったわけですが、ついに豪炎寺のマネではない自分だけの必殺技を手に入れたということでしょうか。どこかで見たような展開ですね。
モーションはかなり「ファイアトルネード」を大本にしていましたが、オリジナル技だからと言ってイメージと全くそぐわない技を出されても困りますから、これで良かったと思います。
「キングス・ランス」

ついに登場した野坂の必殺技。
二回鳴る「ほわ~んほわ~ん」という気の抜けたSEが気になってしまいます。これ「プリマドンナ」とかでも使われてましたね。
満を持して登場したラスボスの必殺技なだけあって非常に派手です。あたかも化身技のようなシュート技でした。
というかほぼほぼ「ロストエンジェル」でしたね。もしかしたらこの世界線では後々「剣聖ランスロット」のルーツになったりして。
威力も凄まじく、「ザ・ウォール」でパワーダウンされてもなお「マーメイドヴェール」を打ち破ってしまいました。
「マーメイドヴェール」を突破した必殺技というだけでも二つ目にカウントされるレベルですから、これまでに登場した敵チームのシュート技の中でも明らかに頭ひとつ抜けた強さを持っています。
果たして伊那国雷門はこのシュート技を攻略することができるのでしょうか。また、野坂がこの「キングス・ランス」よりも更に強力な必殺技を隠しているという可能性もあります。
・野坂悠馬、サッカーへの想い
王帝は野坂以外のフィールドプレイヤー全員が不本意な中、開幕「グリッドオメガ」を発動。
不本意なのになんでわざわざ「グリッドオメガ」なんてやったんだよという話ですが、御堂院と取引した手前、使わざるを得なかったのだと思われます。それにやり口はどうあれ、王帝の全力のサッカーはこのタクティクスなしには語れないはずです。
野坂もこのタクティクスで試合を決めてしまうことは好ましくないと思い、伊那国雷門には回りくどいやり方で攻略法を教えていたのでした。あれを教えたと言っていいのかわかりませんが。
特訓の成果と灰崎の真空波(?)の力によって、「グリッドオメガ」は無事不発となりました。
野坂と西蔭以外の選手は普通のサッカーがやりたいという気持ちを試合前から露にしていましたが、伊那国雷門との激戦が続いていく中、西蔭にもまた変化が訪れていました。
西蔭はずっと野坂についてきた結果サッカーをやることになったというだけでしたから、サッカーを楽しむということは考えたこともなかったのでしょう。
そんな西蔭の様子を見て野坂は、驚くことも蔑むこともなく、ただ微笑みを見せました。
果たして野坂にとってのサッカーは、本当に何かを成し遂げるための手段でしかなかったのでしょうか。
執念によって周りが見えなくなっているところを明日人に諭され、野坂は御堂院に対して宣戦布告をするような形で、自身の胸の内を明かしました。
・灰崎凌兵、サッカーへの想い
ついに茜と灰崎がご対面しました。
てっきり「灰崎君~」みたいに呼ぶかと思っていたら、下の名前で呼ぶんですね。しかも呼び捨て。
試合が終われば全てわかる、と言っている辺り、やはり茜は野坂の協力者か何かだったのでしょうか。
野坂はアレスの天秤が意味のあるものかどうかを確かめたいと言っていますから、御堂院の度肝を抜くような何かを裏で仕掛けてそうではあります。
野坂がこの試合で勝ったら意味があり、負けたら意味がない。なんて単純な話で終わるとは思えません。
茜は灰崎に、復讐のためではない真っ直ぐなサッカーをして欲しいと願います。
しかし、フィールドの悪魔と呼ばれ試合を荒らしてきた灰崎にとって、真っ直ぐなサッカーなど備わっていないのでした。
・稲森明日人、サッカーへの想い
明日人はやっぱりこういうポジションですよね。
自身の存在を証明するためにサッカーをする野坂、復讐のためにサッカーをする灰崎。
対してアレスの天秤に対して何の因縁もない明日人は、母親の言葉を胸に留め、ひたむきにサッカーへと向き合い続けていたのでした。
勝利のためにラフプレーを連発し合う野坂と灰崎を諭し、サッカーとはなんたるかを言葉で教えようとする明日人。
それにしても彼が二人の胸倉を掴み上げるほど激昂することになるとは思いませんでした。こんなに熱い一面を持っていたのですね。
彼もまた歴代主人公と同じく、サッカーの伝道師とも言うべき強さを持っていたのでした。
アレスの天秤を取り巻く大きな因縁のせいで、試合はどこへ向かっているかわからないようになっていましたが、主人公の一喝によって流れは変わったかもしれません。
次回はいよいよ最終話です。剛陣先輩がゴールに向かっている姿がクローズアップされていましたが、この男はまた何かをしでかしてくれるのでしょうか。