fc2ブログ

【アレスの天秤】20話(感想)

・二人のヒロトが交錯する「コズミックブラスター」


「ドリルスマッシャー」

 無印二期を見ていた人は誰でも知っている、デザーム最強のキャッチ技です。
 アレスの天秤においては過去技のモーションが幾度もリメイクされて来ましたが、ここまで大胆な改変がされたのは初めてかもしれません。まさか自分がドリルになるとは。

 満を持して登場しただけあってその強さは凄まじく、準決勝辺りまでは無敗で進むだろうと思われていた「シャイニングバード」を止めるという快挙を見せてくれました。
 ウルビダ曰く「こうなった砂木沼は鉄壁」とのことで、その後に撃たれた「シャイニングバード」も立て続けに止めてしまい、間違いなく活躍をしたと言えるでしょう。五点取られるまでスイッチが入らないGKとは、なんて言ってはいけません。


「コズミックブラスター」

アレス20話

 やっぱりあったヒロトとタツヤの協力技。
 モーションとしては二人で撃つ「ザ・エクスプロージョン」という印象です。今度こそオーバーライド……になるのでしょうか?
 タツヤとヒロト、ついに二人が真の意味で巡り会えたことによって生まれた必殺技でした。今回の試合の目玉であり、威力もおそらく永世学園の必殺技の中では最強だと思われます。
 残念ながら雷門の即興「トリプルディフェンス」によって止められてしまいましたが、後々活躍する機会はあるだろうと思います。世界編でですね。


「トリプルディフェンス」

 「マーメイドヴェール」が破られた後の展開は、テロップこそ出ていませんが、紛れもなくこの必殺技だったと思います。
 一応初代ゲームでは最強のGK技として名を馳せていたのですが、無印アニメでは木戸川戦で一度出したっきりでした。テロップもなかったので、そもそも必殺技として扱われてなかった気がします。

 この度アレスの天秤でも同じ形で登場を果たしたわけですが、ゲームでの扱いは一体どうなるのでしょうか。
 のりかは二年前のイナズマウォーカー時点での設定では山属性であると明かされていたので、ゲームではこの必殺技をレベルアップで習得するかもしれませんね。



・決着! 6-5

 アレス史上最大規模の点取り合戦が行き着いた先は、6-5というサッカーならざるスコアでした。イクサルフリート戦レベルです。
 個人的には内容さえ面白ければスコアなんてどうでもいいと思っているのですが、このように点取り合戦になっているということは守備陣が攻撃陣の強さに追いついていないということなので、いささか問題ではあると思います。

 しかし、これまで散々ザルと言われてきた反動なのか、今週に限ってはGKが大活躍でした。
 今までの汚名を払拭するかのように、ナイスセーブのオンパレートです。この話だけセービング率が異常に高いのは笑いました。
 「コズミックブラスター」を初見で止めてしまうぐらい目立たせるならば、前話と前々話であそこまで点取り合戦にしなくても良かったのでは! ノーマルシュートばっかりだったのは尺の都合というわけではなかったようです。ごめんなさい。


 GKだけでなく、我らがDFゴーレムも大活躍。彼がいなかったら二失点はしていました。
 敵陣ゴール地点から「北極グマ2号」が飛んできても砂木沼が「ドリルスマッシャー」を撃ってる間にも棒立ちで見守っていた永世のDF達は……犠牲になってしまったということで。

 「シャイニングバード」を二度も止めるという偉業を果たした「ドリルスマッシャー」でしたが、自陣ゴールからの「北極グマ2号」には惜しくも破られてしまいました。
 雷門はあの完全に入るであろう流れから撃った「コズミックブラスター」を止めてしまい、自陣ゴールからそのままロングシュートで得点してしまうとは。最早どっちが悪者なのかわかりません。
 「北極グマ2号」はキックオフ位置から撃ったときはアツヤにあっさり止められてしまいましたし、例の技のように遠くから撃つほど威力が上がるのかもしれません。そんな仕様がないにせよ威力の減衰が小さいことは自明なので、もう自陣ゴールからこれ撃ってるだけで雷門は勝てるのでは。



・基山タツヤと吉良ヒロト

 永世学園戦は、タツヤとヒロトの二人の中で完結した物語でしたね。
 敵チームのゴタゴタがクローズアップされるというのは、無印三期ではよく見た手法です。
 しかし、全てが敵チームのキャラの中だけで完結するというのは、初めてだったと思います。ロニージョしかり雪村しかり、問題を抱えていたキャラも大体は円堂や天馬のプレーから影響を受け、解決していくという流れがほとんどでしたから。
 GOの木戸川戦なんかはアフロディが全て解決してくれた感がありましたが、こちらはこちらで錦の化身覚醒イベントがあったりで、少なくとも雷門が蚊帳の外に置かれるということはなかったと思います。
 
 思うところは色々あると思いますが、今回徹底的なまでに描かれたタツヤとヒロトの友情は見応えがあったので、個人的には面白かったです。
 「あの時の答えを聞かせてくれ!」からの「コズミックブラスター」はとてもかっこよかったですね。明日人達があえて干渉せず、彼ら二人の中だけで絆が育まれたというのは、ある意味良かったと思います。



 次回のタイトルは「バラバラのイレブン」ということで、ついに伊那国雷門の内情が掘り下げられていくかもしれません。
 ここまでずっと仲良く過ごしてきた雷門が仲違いをするというのは想像し難いのですが、そろそろ灰崎が行動を起こすのでしょうか?

コメントの投稿

非公開コメント

ヒロト関連が丁寧で良かったのと
やはりシュートブロック、キーパー頑張る、それでもダメなら中盤より前が走って来てみたいな流れは良いなと思いました
実は永世戦前半2話と今週では脚本が違うんですよね
今週担当した大知さんは白恋戦や帝国戦前半、木戸川戦前半となかなかの良回をかける人なので期待しています。
ドリルスマッシャーは重厚感がなくなっていたのが少し残念でした。あれはもはや風属性では…
緑川が地味に大活躍でしたね、やはりリアクションを取りやすくて扱いやすいのだろうと思います

No title

どうもヤッシブーンです。
今回は前半とは打って変わってキーパーが頑張っていましたね!
のりかちゃんのマーメイドヴェールもある程度強さを保てていて安心しました。
最後が僕の好きな技の北極グマ2号だったのも良かったです。
あれはトリプルディフェンスだったんですね。知りませんでした。
剛陣先輩は必殺技はもらえなかったけどその分活躍してました。
(ファイア落下地点予測で笑いました。)
まあそれでも剛陣、道成、奥入の三人に単体技を使って欲しいですけど。
5点取られてようやくシュートを止めるって三国せんp.....

No title

> さん

敵の強力なシュートを力を合わせて止める流れは良いですよね。敵の強さも際立たせることができるので、もっと欲しいところです。
言われてから各話の担当脚本について調べてみたのですが、脚本によって面白さが決まるという事実がとてもわかりやすいぐらい書いてありましたね。確かに大知さんの手がけている話は良回が多かった気がします。
ドリルスマッシャーはただのトルネードキャッチになってしまっていたので私も残念でした。吹っ飛ばした時のモーションはかっこいいですけど、やはりあのドリルの猛々しさのほうが砂木沼らしさがあったと思います。
南雲、涼野、ウルビダと比べて、緑川は確かに出番が多かったですね。砂木沼も色々な意味で目立っていたので、やはり旧3キャプテンの扱いは別格だと感じました。


>ヤッシブーンさん

今回はのりかちゃんが過去最高に活躍した試合でしたね。しっかりDFやFW達と協力してシュートを止めるのは、守護神に相応しい姿だったと思います。
モーションとしてはかなりトリプルディフェンスに近かったので、おそらくは無印のシーンのオマージュとして描いたのだと思われます。ゲームで必殺技として実装される可能性は高いです。
剛陣先輩、必殺技を使わずともバンバンシュートを決めてしまっているので、何気に必殺技なしでも余裕でやっていけるぐらいの強キャラですよね。弾道補正といい落下地点予測といい、着眼点が独特で相手の裏を掻くのが上手いので、今までにないタイプの天才ストライカーだと思います。
それでも必殺技はいわばイナズマイレブンの華ですから、彼が必殺技を会得する日が待ち遠しい限りです。

No title

うーん、点がさらに増えました。恐れている方向に進んでるように見えます。不安が増しました。こんだけ失点しといて今更急にセービング率上げてもなあ・・・

No title

> さん

他の方がコメントで仰っていましたが、前半二話と今週では脚本担当が違うので、展開の齟齬が起こってしまっているようですね。
利根川東泉はGKがあの男ですし、白恋や永世のようにストライカーが溢れているということもありませんから、準決勝はまだサッカーらしい点数の試合になることを期待しております。
プロフィール

ブログ管理人

Author:ブログ管理人
【好きなゲーム】
・イナズマイレブンGOストライカーズ2013
・科学ADVシリーズ
・大乱闘スマッシュブラザーズSP

【経歴について】
イナズマイレブンGOストライカーズ2013というゲームのオンライン対戦で、最終ランキング3位でした。今でも遊んだりゲームの考察を当ブログで落とすことがあります。
科学ADVシリーズは全作品プレイ済みで、CHAOS;CHILDについては三週しました。
スマブラはエンジョイ勢です。(スマメイト最高レート1600)

【最近取り扱っているコンテンツ】
週一で変な日記を書いています。

最新記事
カテゴリ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる