
【うたわれるもの】楽しんでます
最近は「うたわれるもの」シリーズにハマっています。

現在はシリーズ第一作目「散りゆく者への子守唄」をクリアしたところです。
これって2002年に発売されたゲームのリメイクらしいのですが、昔のゲームとは思えないぐらい面白かったです。ゲームに今も昔も関係ないのだと思い知らされました。
ゲームの流れとしては、「アドベンチャーゲームパート」と「シミュレーションRPGパート」を交互に繰り返す形式となっています。
要するに、ゲーム性は以前記事でもあげたサモンナイトシリーズと似ています。実際戦闘パートはサモンナイトと同じ会社が担当しているようです。
サモンナイトシリーズとの違いは、あちらよりはアドベンチャー面に力を入れているということでしょうか。アドベンチャーパートだけで4時間ほど続くこともあり、シナリオの完成度はとても高く感じました。
一方、このゲームに選択肢や分岐はひとつもなく、エンディングまで常に一本道となっています。多くのヒロインが登場するものの、好感度システムや個別エンディングは存在しません。
サモンナイトは「ギャルゲー×SRPG」だったのですが、うたわれるものは「ノベルゲー×SRPG」、という印象です。
泣きゲーにSRPGがくっついてきた、というようなゲームでしょうか。くっついてきたと言ってもオマケというわけではなく、SRPG要素があってこそこの名作が生まれたのだと思っています。
シナリオがどう面白いのかという話ですが、語彙力も何もない言い方をしてしまえば、プレイしていて先がとても気になります。
記憶喪失の男が一人の村娘に看取られていたところから、うたわれるものの物語は始まります。
男は果たして何者なのか。自分とは価値観のずれたこの世界は一体どこなのか。村娘との平穏な暮らしを受け入れつつあった彼が、戦乱の世に巻き込まれていきます。
そして、謎が謎を呼ぶ旅路の果てに、真実が解き明かされていく終局。
ネタバレしない程度に感想を言わせていただくと、ラスボス戦は今までにプレイした全ゲームの中で一番感動しました。
これまでラスボス戦で感動したゲームといえばポケダン空やFE暗夜など他にも色々あったのですが、個人的にはそれらの作品を超えてトップだったと感じました。
それまでの過程も演出も、全てが素晴らしかったです。本作における「ゲームジャンルの融合」という試みのハイエンドだと感じました。こればかりはプレイしてみてくださいとしか言いようがありません。
今はシリーズ二作目である「偽りの仮面」をプレイしています。
どのくらいかかるかはわかりませんが、シリーズ最終作「二人の白皇」までクリアしたいですね。偽りの仮面だけではシナリオは完結しないようなので、これをクリアしたら半強制的に手を付けることになるんだろうなと思っていますが。
平日に少しずつゲームを進めながら、クリアする度に感想を投稿していく。といった生き方に憧れてるんですけど、時間とモチベーションの関係で今の自分には無理そうです。長い文章が書けない身体になってしまった。
追記では「散りゆく者への子守唄」の7人分ぐらい書いて力尽きたキャラ感を供養しておきます。
ネタバレは自重していないので閲覧にはご注意ください。
・エルルゥ

驚いてる立ち絵がとても可愛らしいメインヒロイン。
終始ハクオロに対してベタ惚れな女の子なので、日常パートではやきもちを焼くのが主な仕事。たぶん全ヒロインに対して嫉妬してました。
終盤でハクオロとエルルゥが契約していたことが発覚した場面から、彼女への見方が変わりますよね。
そもそも序盤プレイ中からエルルゥがハクオロに対して無条件で好意を持っていたことに違和感を覚えていたので、まさかあの気持ちも契約の下での演技だったのか……と思っていました。アルルゥは転んで擦りむいただけと言っていた時も偽証だと思ってました。
実際はそんなことはなく、ぐう聖としか言いようがない女の子でしたね。全てわかっていた上で結末を受け入れ、散りゆく者への子守唄を贈った、彼女こそがメインヒロインでした。
ユニット性能としては、完全な回復・サポート役となります。
本編で仲間になるユニットの中では唯一、一切の攻撃を行うことができません。一応装備品を使えば遠距離攻撃はできるみたいですが。
回数制限なしの回復を使えるほか、回数制限ありとはいえ小範囲回復ができたり、協撃で広範囲回復ができるなど、回復役としては破格のユニットだと思いました。さらに手の空いたターンは味方の気力や攻撃力を上げるサポートまでできるので、言うことがありません。
本作はエルルゥより高い移動力を持つユニットが多いので、味方に置いてけぼりにされやすいのがネックでしょうか。
難易度普通では攻撃全振りユニットで殺られる前に殺る戦い方が強すぎる上、BPが必要になるキャラではないですから、私は終盤はあまり出撃させることがなかったです。
なんにせよ、火力でゴリ押しできる難易度の下ならばともかく、高難易度マップでは必須のユニットだと思います。唯一の回復役ユニットですし、事実ラスボス戦では彼女がいなかったら詰んでいました。
・アルルゥ

ロリ枠。
おそらく仲間の中では最年少キャラであり、子供のような性格をしていることから、周囲の人物に好かれやすい女の子でした。
実際に他のキャラクターからは可愛いにゃあ~と可愛がられたり、友達として一緒に遊ぶ仲になったり、交流は多かったです。協撃相手も三人いますしね。
二度も瀕死になったキャラクター。ある意味ではエルルゥよりもヒロインしてました。
ウィツァルネミテアの契約は彼女の為に行われたものなので、奇しくもうたわれるものの物語が始まるきっかけを作った人物ということになります。この事件がなかったらハクオロがみんなと出会うこともなかったわけですから。
そんなアルルゥはムックルに搭乗して戦う故、完全な壁役ユニットとしての性能を引っさげての参戦となりました。いつ使えるようになるんだろうと思っていたら、こんな形での参戦とは……。
BPを耐久に全振りしていたら、最終的には防御値が100超えしてしまうという、とんでもない要塞と化しました。
特性「水に弱い」によって無条件で弱体化してしまうステージはあったものの、3ステージぐらいしかなかったので痛手ではありませんでした。
しかし、耐久に全振りしていた分、火力は控えめでした。
前述の通りこのゲームは難易度次第では壁役を必要としないので、終盤は全く仕事がありませんでした。
思い切って攻撃全振りぐらいのことはしても良かったかもしれません。
・テオロ

親ッさんは記念すべき最初の仲間であるからして、てっきり最後まで使えると思っていました……。
予想外すぎて言葉が出なかったです。ハクオロを急に激励したところ辺りが伏線にはなっていたんでしょうけど、流石に死亡フラグだとは思いませんでした。
終盤でディーがテオロ達の死を取り上げて「汝を迎えてくれた者の末路はどうだ?」とか言ってきましたが、どう考えても10割方お前のせいやんけ。
初対面から「斧を使いそうな前衛ユニット」という印象しかありませんでしたが、本当にその通りでした。
移動力が3しかないものの、早期に必殺技を習得できるだけあって、攻撃力はピカイチです。一人だけ三桁ダメージを叩き出してしまうので強すぎました。
期間限定参戦になってしまったとはいえ、十分に活躍してくれたと思います。
ちなみにテオロには移動力が上がる装備品を持たせていたのですが、中盤において装備したまま永久離脱してしまったので、もしや一生返って来ないのかと思ってしまいました。
実際は普通に返してもらえましたね。草履泥棒とか思っててごめんなさい。あのイベントを見た後だとそんなレッテルも貼れなくなっていましたが……。
・ドリィ&グラァ

双子の弓使い。ほっぺたを染めている方がグラァです。
初見では完全に女の子だと思っていました。少なくともグラァは女の子だと思っていました。実際はどっちも男だったわけですけども。
イベントを見る限り、どうやら兄弟揃ってそっちの気があるらしい。オボロが危ない……というか手遅れになってそうです。
他の仲間キャラと比べると、出番は明らかに少なめです。
進めていく内にドリィとグラァの性格が差別化されていくという展開も全くなく、終始セットで扱われていました。
仲間の中でも不遇というか特異な立ち位置だった彼らですが、ラスボス戦ではきっちりボイスが用意されていたので良かったです。
ユニット性能としては、貴重な遠距離攻撃の使い手です。
他に遠距離攻撃ができるユニットといえば術士のウルトリィとカミュだけです。彼女らは中盤以降の加入となるせいで火力が足りず、どちらかと言えば範囲攻撃が本分ですから、実質的にはまともな遠距離攻撃ユニットはドリグラだけだと思います。
他のキャラが1マスや2マス先にしか攻撃できない中、彼らは4マス先に攻撃できるのですから、強いに決まっていました。弓兵が敵として出てきた時のウザさが、このゲームでの弓の強さを物語っていると思います。
しっかり育成してやればアヴ・カムゥを必殺技でワンパンできるぐらいには火力は伸ばせますし、紛れもなく強ユニットだと思います。
しかし、他の前衛ユニットが軒並み移動力4以上の中、ドリグラは移動力が3止まりなので、マップによっては味方に追いつけずに置いてけぼりを喰らいやすいです。
本作は奥へと辿り着くことが勝利条件となっているような広いマップが多めなので、お荷物となってしまう場面は確かにありました。
なおドリィもグラァも性能はほとんど変わらないので、役割は被りまくりなのですが、協撃を使うためにはセットで運用しなければなりません。別に協撃が使えなくても十分強いとは思いますが。
・オボロ

一応親友枠にあたるのでしょうか。
イベントにおいては完全に噛ませ役。ベナウィやカルラなどの新キャラが登場する度に挑んでいき、相手の強さを引き立てるのがお仕事でした。
わざとやらせてんのかってぐらいやられるシーンが多かった彼ですが、中盤以降の展開を見る限りでは本当にわざとやらせてたみたいです。中盤以降のイベントではオボロが登場した時点でオチが決定していました。オボロボロボロ。
いいとこなしの場面が多かったとはいえ、オボロのユズハやハクオロを想う気持ちはとても強かったです。
ラスボス戦の特殊演出の中では、彼の必殺技の叫びが一番刺さりました。兄者あああああああああ!!
イベントにおいては弱キャラのオボロですが、実際のユニット性能はというと間違いなく本作最強クラスです。
移動力5もある上、行動順もかなり速く、力も伸び易い。前線に出せば勝手に敵を殲滅してくれました。
攻撃性能が壊れている分紙耐久かと思いきや、特性のおかげでそうでもないので、難易度普通では攻撃全振りしたオボロを突撃させて殴っているだけでクリアできました。クーヤにカサカサ近づいて必殺技でワンパンした時は笑いました。
難易度を難しいにすると敵の火力も上がってくるので、前線にバリバリ駆り出すような運用はできなくなりそうですね。
高火力低耐久の前衛ユニットをSRPGで扱うのは難しいです。それでも上手く扱えれば心強いユニットであることには変わりないので、依然として最強クラスだとは思いますが。
・ベナウィ

クール枠。登場時点から絶対仲間になるキャラだと思っていましたが、本当に仲間になってしまいました。
個人的にはヌワンギも仲間になって欲しかったのですが、あちらは後戻りできない過ちを犯してしまいましたから、あの結末を辿ってしまうのも仕方なかったでしょうか。それにしても一歩道を間違えただけで、ああなってしまったのが悲しすぎて……。
ベナウィは日常パートのイベント登場回数はとても少なめで、他のキャラのようにコミカルな一面が描かれることはなかったです。
濃いキャラばかりのハクオロフレンズの中では、とにかく終始まともな人物でした。周りの人物の身勝手な行動に手を焼くことも多々あり、苦労人だったと思います。
感情を表に出すことがほとんどない彼が、ラスボス戦で必殺技を使用した際にする独白は必見です。
オボロと並んで最強クラスの性能を持つユニットです。というより、総合的にはオボロをも超える本作最強のユニットではないでしょうか。
まずステータスの総合値が高すぎます。防御も術防御も全ユニット中トップレベルに高いので、殴り合いにとても強いです。
攻撃振りに必要なBPが多いので火力は控えめかと思いきや、五連撃と会心の技があるおかげで、火力はむしろ高い部類に入ります。
ですから本編においては「殴れるアルルゥ」ということで、前衛として完成されているユニットとなっています。
オボロほど素早さは高くないですが、あくまでオボロと比べればという話なので、運用する分には全く気になりません。
クロウと同時に運用すれば協撃が使えますが、協撃がなくてもめちゃくちゃ強いです。使わなければ損と言えるほどに強いユニットだと思います。
・クロウ

クロウさん。
オボロと同じような立場のキャラなだけあって、彼とのやり取りが多かったです。オボロほどネタキャラ化することはありませんでしたが。
最初はベナウィと共にセットで仲間になったキャラという印象が強かったのですが、お偉いさんの腰巾着に留まることはなく、彼は彼自身の考えを持って戦っていたのが良かったですね。
カムチャタール戦は実質エピソードクロウでした。ベナウィに対して初めて歯向かったのはかっこよかったです。
ラスボス戦における協撃でオボロを叱咤する演出もとても熱かったです。
ユニット性能としては「攻撃寄りのベナウィ」という感じです。
防御や術防御はベナウィと比べるとかなり低いので、総合的にはベナウィには劣ってしまうユニットですが、殺られる前に殺る戦法が強い本作ではそれでも十分に使用価値があります。
そもそも移動力4で射程2の攻撃ができる時点でめちゃくちゃ強いです。ベナウィよりは弱いと言ってもベナウィがおかしいだけなので、彼と共に運用してやれば協撃の威力の高さも相まって、その強さを遺憾なく発揮してくれます。
・カンホルダリ

生きる伝説

現在はシリーズ第一作目「散りゆく者への子守唄」をクリアしたところです。
これって2002年に発売されたゲームのリメイクらしいのですが、昔のゲームとは思えないぐらい面白かったです。ゲームに今も昔も関係ないのだと思い知らされました。
ゲームの流れとしては、「アドベンチャーゲームパート」と「シミュレーションRPGパート」を交互に繰り返す形式となっています。
要するに、ゲーム性は以前記事でもあげたサモンナイトシリーズと似ています。実際戦闘パートはサモンナイトと同じ会社が担当しているようです。
サモンナイトシリーズとの違いは、あちらよりはアドベンチャー面に力を入れているということでしょうか。アドベンチャーパートだけで4時間ほど続くこともあり、シナリオの完成度はとても高く感じました。
一方、このゲームに選択肢や分岐はひとつもなく、エンディングまで常に一本道となっています。多くのヒロインが登場するものの、好感度システムや個別エンディングは存在しません。
サモンナイトは「ギャルゲー×SRPG」だったのですが、うたわれるものは「ノベルゲー×SRPG」、という印象です。
泣きゲーにSRPGがくっついてきた、というようなゲームでしょうか。くっついてきたと言ってもオマケというわけではなく、SRPG要素があってこそこの名作が生まれたのだと思っています。
シナリオがどう面白いのかという話ですが、語彙力も何もない言い方をしてしまえば、プレイしていて先がとても気になります。
記憶喪失の男が一人の村娘に看取られていたところから、うたわれるものの物語は始まります。
男は果たして何者なのか。自分とは価値観のずれたこの世界は一体どこなのか。村娘との平穏な暮らしを受け入れつつあった彼が、戦乱の世に巻き込まれていきます。
そして、謎が謎を呼ぶ旅路の果てに、真実が解き明かされていく終局。
ネタバレしない程度に感想を言わせていただくと、ラスボス戦は今までにプレイした全ゲームの中で一番感動しました。
これまでラスボス戦で感動したゲームといえばポケダン空やFE暗夜など他にも色々あったのですが、個人的にはそれらの作品を超えてトップだったと感じました。
それまでの過程も演出も、全てが素晴らしかったです。本作における「ゲームジャンルの融合」という試みのハイエンドだと感じました。こればかりはプレイしてみてくださいとしか言いようがありません。
今はシリーズ二作目である「偽りの仮面」をプレイしています。
どのくらいかかるかはわかりませんが、シリーズ最終作「二人の白皇」までクリアしたいですね。偽りの仮面だけではシナリオは完結しないようなので、これをクリアしたら半強制的に手を付けることになるんだろうなと思っていますが。
平日に少しずつゲームを進めながら、クリアする度に感想を投稿していく。といった生き方に憧れてるんですけど、時間とモチベーションの関係で今の自分には無理そうです。長い文章が書けない身体になってしまった。
追記では「散りゆく者への子守唄」の7人分ぐらい書いて力尽きたキャラ感を供養しておきます。
ネタバレは自重していないので閲覧にはご注意ください。
キャラクター
・エルルゥ

驚いてる立ち絵がとても可愛らしいメインヒロイン。
終始ハクオロに対してベタ惚れな女の子なので、日常パートではやきもちを焼くのが主な仕事。たぶん全ヒロインに対して嫉妬してました。
終盤でハクオロとエルルゥが契約していたことが発覚した場面から、彼女への見方が変わりますよね。
そもそも序盤プレイ中からエルルゥがハクオロに対して無条件で好意を持っていたことに違和感を覚えていたので、まさかあの気持ちも契約の下での演技だったのか……と思っていました。アルルゥは転んで擦りむいただけと言っていた時も偽証だと思ってました。
実際はそんなことはなく、ぐう聖としか言いようがない女の子でしたね。全てわかっていた上で結末を受け入れ、散りゆく者への子守唄を贈った、彼女こそがメインヒロインでした。
ユニット性能としては、完全な回復・サポート役となります。
本編で仲間になるユニットの中では唯一、一切の攻撃を行うことができません。一応装備品を使えば遠距離攻撃はできるみたいですが。
回数制限なしの回復を使えるほか、回数制限ありとはいえ小範囲回復ができたり、協撃で広範囲回復ができるなど、回復役としては破格のユニットだと思いました。さらに手の空いたターンは味方の気力や攻撃力を上げるサポートまでできるので、言うことがありません。
本作はエルルゥより高い移動力を持つユニットが多いので、味方に置いてけぼりにされやすいのがネックでしょうか。
難易度普通では攻撃全振りユニットで殺られる前に殺る戦い方が強すぎる上、BPが必要になるキャラではないですから、私は終盤はあまり出撃させることがなかったです。
なんにせよ、火力でゴリ押しできる難易度の下ならばともかく、高難易度マップでは必須のユニットだと思います。唯一の回復役ユニットですし、事実ラスボス戦では彼女がいなかったら詰んでいました。
・アルルゥ

ロリ枠。
おそらく仲間の中では最年少キャラであり、子供のような性格をしていることから、周囲の人物に好かれやすい女の子でした。
実際に他のキャラクターからは可愛いにゃあ~と可愛がられたり、友達として一緒に遊ぶ仲になったり、交流は多かったです。協撃相手も三人いますしね。
二度も瀕死になったキャラクター。ある意味ではエルルゥよりもヒロインしてました。
ウィツァルネミテアの契約は彼女の為に行われたものなので、奇しくもうたわれるものの物語が始まるきっかけを作った人物ということになります。この事件がなかったらハクオロがみんなと出会うこともなかったわけですから。
そんなアルルゥはムックルに搭乗して戦う故、完全な壁役ユニットとしての性能を引っさげての参戦となりました。いつ使えるようになるんだろうと思っていたら、こんな形での参戦とは……。
BPを耐久に全振りしていたら、最終的には防御値が100超えしてしまうという、とんでもない要塞と化しました。
特性「水に弱い」によって無条件で弱体化してしまうステージはあったものの、3ステージぐらいしかなかったので痛手ではありませんでした。
しかし、耐久に全振りしていた分、火力は控えめでした。
前述の通りこのゲームは難易度次第では壁役を必要としないので、終盤は全く仕事がありませんでした。
思い切って攻撃全振りぐらいのことはしても良かったかもしれません。
・テオロ

親ッさんは記念すべき最初の仲間であるからして、てっきり最後まで使えると思っていました……。
予想外すぎて言葉が出なかったです。ハクオロを急に激励したところ辺りが伏線にはなっていたんでしょうけど、流石に死亡フラグだとは思いませんでした。
終盤でディーがテオロ達の死を取り上げて「汝を迎えてくれた者の末路はどうだ?」とか言ってきましたが、どう考えても10割方お前のせいやんけ。
初対面から「斧を使いそうな前衛ユニット」という印象しかありませんでしたが、本当にその通りでした。
移動力が3しかないものの、早期に必殺技を習得できるだけあって、攻撃力はピカイチです。一人だけ三桁ダメージを叩き出してしまうので強すぎました。
期間限定参戦になってしまったとはいえ、十分に活躍してくれたと思います。
ちなみにテオロには移動力が上がる装備品を持たせていたのですが、中盤において装備したまま永久離脱してしまったので、もしや一生返って来ないのかと思ってしまいました。
実際は普通に返してもらえましたね。草履泥棒とか思っててごめんなさい。あのイベントを見た後だとそんなレッテルも貼れなくなっていましたが……。
・ドリィ&グラァ

双子の弓使い。ほっぺたを染めている方がグラァです。
初見では完全に女の子だと思っていました。少なくともグラァは女の子だと思っていました。実際はどっちも男だったわけですけども。
イベントを見る限り、どうやら兄弟揃ってそっちの気があるらしい。オボロが危ない……というか手遅れになってそうです。
他の仲間キャラと比べると、出番は明らかに少なめです。
進めていく内にドリィとグラァの性格が差別化されていくという展開も全くなく、終始セットで扱われていました。
仲間の中でも不遇というか特異な立ち位置だった彼らですが、ラスボス戦ではきっちりボイスが用意されていたので良かったです。
ユニット性能としては、貴重な遠距離攻撃の使い手です。
他に遠距離攻撃ができるユニットといえば術士のウルトリィとカミュだけです。彼女らは中盤以降の加入となるせいで火力が足りず、どちらかと言えば範囲攻撃が本分ですから、実質的にはまともな遠距離攻撃ユニットはドリグラだけだと思います。
他のキャラが1マスや2マス先にしか攻撃できない中、彼らは4マス先に攻撃できるのですから、強いに決まっていました。弓兵が敵として出てきた時のウザさが、このゲームでの弓の強さを物語っていると思います。
しっかり育成してやればアヴ・カムゥを必殺技でワンパンできるぐらいには火力は伸ばせますし、紛れもなく強ユニットだと思います。
しかし、他の前衛ユニットが軒並み移動力4以上の中、ドリグラは移動力が3止まりなので、マップによっては味方に追いつけずに置いてけぼりを喰らいやすいです。
本作は奥へと辿り着くことが勝利条件となっているような広いマップが多めなので、お荷物となってしまう場面は確かにありました。
なおドリィもグラァも性能はほとんど変わらないので、役割は被りまくりなのですが、協撃を使うためにはセットで運用しなければなりません。別に協撃が使えなくても十分強いとは思いますが。
・オボロ

一応親友枠にあたるのでしょうか。
イベントにおいては完全に噛ませ役。ベナウィやカルラなどの新キャラが登場する度に挑んでいき、相手の強さを引き立てるのがお仕事でした。
わざとやらせてんのかってぐらいやられるシーンが多かった彼ですが、中盤以降の展開を見る限りでは本当にわざとやらせてたみたいです。中盤以降のイベントではオボロが登場した時点でオチが決定していました。オボロボロボロ。
いいとこなしの場面が多かったとはいえ、オボロのユズハやハクオロを想う気持ちはとても強かったです。
ラスボス戦の特殊演出の中では、彼の必殺技の叫びが一番刺さりました。兄者あああああああああ!!
イベントにおいては弱キャラのオボロですが、実際のユニット性能はというと間違いなく本作最強クラスです。
移動力5もある上、行動順もかなり速く、力も伸び易い。前線に出せば勝手に敵を殲滅してくれました。
攻撃性能が壊れている分紙耐久かと思いきや、特性のおかげでそうでもないので、難易度普通では攻撃全振りしたオボロを突撃させて殴っているだけでクリアできました。クーヤにカサカサ近づいて必殺技でワンパンした時は笑いました。
難易度を難しいにすると敵の火力も上がってくるので、前線にバリバリ駆り出すような運用はできなくなりそうですね。
高火力低耐久の前衛ユニットをSRPGで扱うのは難しいです。それでも上手く扱えれば心強いユニットであることには変わりないので、依然として最強クラスだとは思いますが。
・ベナウィ

クール枠。登場時点から絶対仲間になるキャラだと思っていましたが、本当に仲間になってしまいました。
個人的にはヌワンギも仲間になって欲しかったのですが、あちらは後戻りできない過ちを犯してしまいましたから、あの結末を辿ってしまうのも仕方なかったでしょうか。それにしても一歩道を間違えただけで、ああなってしまったのが悲しすぎて……。
ベナウィは日常パートのイベント登場回数はとても少なめで、他のキャラのようにコミカルな一面が描かれることはなかったです。
濃いキャラばかりのハクオロフレンズの中では、とにかく終始まともな人物でした。周りの人物の身勝手な行動に手を焼くことも多々あり、苦労人だったと思います。
感情を表に出すことがほとんどない彼が、ラスボス戦で必殺技を使用した際にする独白は必見です。
オボロと並んで最強クラスの性能を持つユニットです。というより、総合的にはオボロをも超える本作最強のユニットではないでしょうか。
まずステータスの総合値が高すぎます。防御も術防御も全ユニット中トップレベルに高いので、殴り合いにとても強いです。
攻撃振りに必要なBPが多いので火力は控えめかと思いきや、五連撃と会心の技があるおかげで、火力はむしろ高い部類に入ります。
ですから本編においては「殴れるアルルゥ」ということで、前衛として完成されているユニットとなっています。
オボロほど素早さは高くないですが、あくまでオボロと比べればという話なので、運用する分には全く気になりません。
クロウと同時に運用すれば協撃が使えますが、協撃がなくてもめちゃくちゃ強いです。使わなければ損と言えるほどに強いユニットだと思います。
・クロウ

クロウさん。
オボロと同じような立場のキャラなだけあって、彼とのやり取りが多かったです。オボロほどネタキャラ化することはありませんでしたが。
最初はベナウィと共にセットで仲間になったキャラという印象が強かったのですが、お偉いさんの腰巾着に留まることはなく、彼は彼自身の考えを持って戦っていたのが良かったですね。
カムチャタール戦は実質エピソードクロウでした。ベナウィに対して初めて歯向かったのはかっこよかったです。
ラスボス戦における協撃でオボロを叱咤する演出もとても熱かったです。
ユニット性能としては「攻撃寄りのベナウィ」という感じです。
防御や術防御はベナウィと比べるとかなり低いので、総合的にはベナウィには劣ってしまうユニットですが、殺られる前に殺る戦法が強い本作ではそれでも十分に使用価値があります。
そもそも移動力4で射程2の攻撃ができる時点でめちゃくちゃ強いです。ベナウィよりは弱いと言ってもベナウィがおかしいだけなので、彼と共に運用してやれば協撃の威力の高さも相まって、その強さを遺憾なく発揮してくれます。
・カンホルダリ

生きる伝説