
【アレスの天秤】9話(感想)
・帝国学園の十八番「皇帝ペンギン2号」
今回は新必殺技が一つも出ないんじゃないかってほどのペースで試合が進行していましたが、終盤は新必殺技が四つ登場しました。
ちなみに「イナビカリ・ダッシュ」はブロック技のようでした。
この技名でブロック技なんですね……。FWの主人公が最初に習得する必殺技としては、予想の斜め上でした。
「皇帝ペンギン2号」
帝国といえばペンギンです。実際アレスの世界でも帝国の得意技のように言われてましたね。
「皇帝ペンギン2号」は初代ゲームの時点から、モーションの長さ、名前の意味不明さ、それに見合わない威力の高さから人気を博していた必殺技でした。
超次元ドリームマッチにおいては不動が始動役となっていましたが、今回は佐久間が鬼道の意志を継いだ者として、指笛を吹き鳴らしていました。
佐久間は無印二期では「皇帝ペンギン1号」を使っていましたし、元から適性はあったのでしょう。
ちなみにですが、ゲーム版での鬼道は「皇帝ペンギン2号」を自力習得することはありません。
一方佐久間は全作品において自力習得するので、ゲームをやり込んでいるユーザーからしてみればそもそも佐久間の必殺技だったというイメージが強いと思います。
「疾風ダッシュ」
「疾風ダッシュ」といえばこれまでは高速で相手を抜き去るような必殺技でしたが、「風穴ドライブ」のように風を巻き起こす必殺技へとリメイクされていました。風で相手を吹き飛ばす辺りは「風神の舞」のようでもありましたね。
ちなみに「疾風ダッシュ」はイナズマイレブンで最もモーションのバリエーションが多い必殺技です。
これまでは「無印ゲーム版」「無印アニメ版」「アニメダークエンペラーズ版」「GOゲーム版」がそれぞれ別のモーションだったので、今回で五種類目のモーションが誕生したことになります。
おかしいですね。「ゴッドハンド」ですら一種類なのに……。
「百烈ショット」
無印時代よりも長く凝ったモーションへと変化したほか、マリオストライカーズのようにボールが分身するようになっていました。
なんと、前回のりかが苦労して習得した「ウズマキ・ザ・ハンド」を早くも破ってしまった、罪深き必殺技です。
習得したキャッチ技が速攻で負けるという展開はとても珍しい……というか中々ひどいものですね。
同じくすぐに破られてしまったキャッチ技といえば、「ムゲン・ザ・ハンド」という先輩がいます。あちらも習得した回で突破されてしまうという、可愛そうな究極奥義でした。
ですが、「ムゲン・ザ・ハンド」はその後の試合でぐんぐん進化していって、最終的には地上最強のキャッチ技と呼べるレベルには頼もしい存在になりました。
のりかの「ウズマキ・ザ・ハンド」もまた名誉挽回して欲しいものですね。
「インペリアルサイクル」
以前イナズマウォーカーのアウターコードにてポロリされていた必殺タクティクス。
そのとき発表していたのは風丸でしたが、考案者はおそらく影山でしょう。
ゾーンを敷いて相手からボールを奪うだけの必殺タクティクスなのか、相手のボールを奪ってからパスを繋ぐまでが必殺タクティクスなのかは不明です。
・影山のスパイク大作戦

まずこんな風が仕込まれたスパイクとか使うのはありなのか、というのが素朴な疑問です。選手を強化する目的ではないとはいえ、結果的に試合展開は明らかに良い方向に傾いています。
影山が帝国の選手にあえて走りにくくなるスパイクを履かせた要点は、以下の三つでした。
・選手のスタミナを温存させる
・相手のスタミナを奪う
・相手の士気を奪う
端的に言えば、星章vs木戸川で星章が取った作戦を、更に尖らせたような感じでしょうかね。
星章は前半GKを捨てることによって、一人の選手を成長させることが目的でした。
対して今回の帝国は、前半を丸ごと捨てることによって、選手全員の強化と相手選手の弱体化が狙いでした。
灰崎の言うように、ここまで回りくどいことをする必要があったのかは諸説です。この奇策は前半を切るのに等しいので、リスクが大きいってレベルではありません。
雷門はこれまで星章以外には二点差以上で勝利しているとはいえ、帝国からしてみればどう考えても格下です。格下相手にここまでする意味は果たしてあったのでしょうか。
まあ、影山が入るまで帝国はボロボロに落ちぶれていたと説明されていたので、今の帝国は影山の戦略が前提のチームとなっていたのかもしれませんね。
鬼道の言うように、影山の戦略の主目的はやはり「相手の士気を奪って精神的に優位に立つこと」、だったのでしょうか。
要するに完全な心理戦を仕掛けてきたわけですね。
影山といえば心理戦というよりは「作戦(物理)」とも言うべき采配を取ってきたことで名を馳せていましたから、知将のような印象はなかったです。
また、上記のように影山のスパイク作戦の真意は明かされたものの、湿川陰というキャラクターの起用理由は未だに謎に包まれています。
現時点でも「あえてGKをザルにしたことで雷門の冷静さを欠かせた」という役割は果たせていますが、それだけではないような。
・裸の雷門
見るからに頭いい枠だった奥入君も含め、伊那国雷門はすっかり術中に嵌っていました。
雷門はこれまで敵が主軸としている戦略に対応する形で勝利を収めてきていたので、逆に敵に長所を殺されるような動きをされたのは初めてのことだったのでしょう。
これまでは華麗な采配で雷門を勝利へと導いてきた趙金雲も、今回においては無能でした。
前半で雷門のDF達がオーバーラップをしまくっていた辺りから、何か注意することはできたはずですよね。
また、後半からとはいえ敵の作戦に気づいたのならば、スタミナ切れに気づいていない雷門にハッパをかけるぐらいのことはしてやってもいいと思うのですが、どうなのでしょう。個人的に私がイナズマイレブンの監督に求めているのは、そういう部分の描写だったりするのですが。
もしかしたら全てを見通した上で「選手達を成長させるためにあえて放置している」という、恒例の超次元監督パターンなのかもしれませんが……。
次回は「北極グマ」という衝撃のワードが。
今回試合前に触れられていた、雷門の新しい必殺技とはこれのことでしょうか? その技かはわかりませんが、予告では日和、服部、奥入という珍しいメンツが発動していましたね。
皇帝ペンギンvs北極グマとか、もはやなんのアニメだよと思えてきますが。とにかく雷門がこの不利状況をどう捲くっていくのか、注目ですね。
今回は新必殺技が一つも出ないんじゃないかってほどのペースで試合が進行していましたが、終盤は新必殺技が四つ登場しました。
ちなみに「イナビカリ・ダッシュ」はブロック技のようでした。
この技名でブロック技なんですね……。FWの主人公が最初に習得する必殺技としては、予想の斜め上でした。
「皇帝ペンギン2号」
帝国といえばペンギンです。実際アレスの世界でも帝国の得意技のように言われてましたね。
「皇帝ペンギン2号」は初代ゲームの時点から、モーションの長さ、名前の意味不明さ、それに見合わない威力の高さから人気を博していた必殺技でした。
超次元ドリームマッチにおいては不動が始動役となっていましたが、今回は佐久間が鬼道の意志を継いだ者として、指笛を吹き鳴らしていました。
佐久間は無印二期では「皇帝ペンギン1号」を使っていましたし、元から適性はあったのでしょう。
ちなみにですが、ゲーム版での鬼道は「皇帝ペンギン2号」を自力習得することはありません。
一方佐久間は全作品において自力習得するので、ゲームをやり込んでいるユーザーからしてみればそもそも佐久間の必殺技だったというイメージが強いと思います。
「疾風ダッシュ」
「疾風ダッシュ」といえばこれまでは高速で相手を抜き去るような必殺技でしたが、「風穴ドライブ」のように風を巻き起こす必殺技へとリメイクされていました。風で相手を吹き飛ばす辺りは「風神の舞」のようでもありましたね。
ちなみに「疾風ダッシュ」はイナズマイレブンで最もモーションのバリエーションが多い必殺技です。
これまでは「無印ゲーム版」「無印アニメ版」「アニメダークエンペラーズ版」「GOゲーム版」がそれぞれ別のモーションだったので、今回で五種類目のモーションが誕生したことになります。
おかしいですね。「ゴッドハンド」ですら一種類なのに……。
「百烈ショット」
無印時代よりも長く凝ったモーションへと変化したほか、マリオストライカーズのようにボールが分身するようになっていました。
なんと、前回のりかが苦労して習得した「ウズマキ・ザ・ハンド」を早くも破ってしまった、罪深き必殺技です。
習得したキャッチ技が速攻で負けるという展開はとても珍しい……というか中々ひどいものですね。
同じくすぐに破られてしまったキャッチ技といえば、「ムゲン・ザ・ハンド」という先輩がいます。あちらも習得した回で突破されてしまうという、可愛そうな究極奥義でした。
ですが、「ムゲン・ザ・ハンド」はその後の試合でぐんぐん進化していって、最終的には地上最強のキャッチ技と呼べるレベルには頼もしい存在になりました。
のりかの「ウズマキ・ザ・ハンド」もまた名誉挽回して欲しいものですね。
「インペリアルサイクル」
以前イナズマウォーカーのアウターコードにてポロリされていた必殺タクティクス。
そのとき発表していたのは風丸でしたが、考案者はおそらく影山でしょう。
ゾーンを敷いて相手からボールを奪うだけの必殺タクティクスなのか、相手のボールを奪ってからパスを繋ぐまでが必殺タクティクスなのかは不明です。
・影山のスパイク大作戦

まずこんな風が仕込まれたスパイクとか使うのはありなのか、というのが素朴な疑問です。選手を強化する目的ではないとはいえ、結果的に試合展開は明らかに良い方向に傾いています。
影山が帝国の選手にあえて走りにくくなるスパイクを履かせた要点は、以下の三つでした。
・選手のスタミナを温存させる
・相手のスタミナを奪う
・相手の士気を奪う
端的に言えば、星章vs木戸川で星章が取った作戦を、更に尖らせたような感じでしょうかね。
星章は前半GKを捨てることによって、一人の選手を成長させることが目的でした。
対して今回の帝国は、前半を丸ごと捨てることによって、選手全員の強化と相手選手の弱体化が狙いでした。
灰崎の言うように、ここまで回りくどいことをする必要があったのかは諸説です。この奇策は前半を切るのに等しいので、リスクが大きいってレベルではありません。
雷門はこれまで星章以外には二点差以上で勝利しているとはいえ、帝国からしてみればどう考えても格下です。格下相手にここまでする意味は果たしてあったのでしょうか。
まあ、影山が入るまで帝国はボロボロに落ちぶれていたと説明されていたので、今の帝国は影山の戦略が前提のチームとなっていたのかもしれませんね。
鬼道の言うように、影山の戦略の主目的はやはり「相手の士気を奪って精神的に優位に立つこと」、だったのでしょうか。
要するに完全な心理戦を仕掛けてきたわけですね。
影山といえば心理戦というよりは「作戦(物理)」とも言うべき采配を取ってきたことで名を馳せていましたから、知将のような印象はなかったです。
また、上記のように影山のスパイク作戦の真意は明かされたものの、湿川陰というキャラクターの起用理由は未だに謎に包まれています。
現時点でも「あえてGKをザルにしたことで雷門の冷静さを欠かせた」という役割は果たせていますが、それだけではないような。
・裸の雷門
見るからに頭いい枠だった奥入君も含め、伊那国雷門はすっかり術中に嵌っていました。
雷門はこれまで敵が主軸としている戦略に対応する形で勝利を収めてきていたので、逆に敵に長所を殺されるような動きをされたのは初めてのことだったのでしょう。
これまでは華麗な采配で雷門を勝利へと導いてきた趙金雲も、今回においては無能でした。
前半で雷門のDF達がオーバーラップをしまくっていた辺りから、何か注意することはできたはずですよね。
また、後半からとはいえ敵の作戦に気づいたのならば、スタミナ切れに気づいていない雷門にハッパをかけるぐらいのことはしてやってもいいと思うのですが、どうなのでしょう。個人的に私がイナズマイレブンの監督に求めているのは、そういう部分の描写だったりするのですが。
もしかしたら全てを見通した上で「選手達を成長させるためにあえて放置している」という、恒例の超次元監督パターンなのかもしれませんが……。
次回は「北極グマ」という衝撃のワードが。
今回試合前に触れられていた、雷門の新しい必殺技とはこれのことでしょうか? その技かはわかりませんが、予告では日和、服部、奥入という珍しいメンツが発動していましたね。
皇帝ペンギンvs北極グマとか、もはやなんのアニメだよと思えてきますが。とにかく雷門がこの不利状況をどう捲くっていくのか、注目ですね。