
【DB超】最終話(総評)

これにて、ドラゴンボール超の放送は終了となりました。
当サイトにおけるこの毎週感想記事は、元々は他のブロガーさんと同時に始めた企画でした。更新休止期間中以外は無事サボらずにやり遂げられたので良かったです。
書く内容に困った日はロクに文章も書けませんでしたし、適当でいっか精神で惰性で続けていた感はありましたが、意外と反響はあったので励みになりました。
これまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
宇宙サバイバル編、私が見始めたのは途中からでしたが、納得のできない展開は確かにありました。
消耗を言い訳に舐めプを続ける味方陣営達。パワーバランスを度外視したキャラクターの活躍。やたらと強いジレン。
悟空とフリーザがポタラで合体するだとか、実は大神官やシャンツァが黒幕だとか、ジレンはあと三回ぐらい変身を残しているだとか、視聴者から考察されていたようなセンセーショナルな仕掛けもありませんでした。
インフレにはインフレでやり返すというか、圧倒的な強さを持つ巨悪に対して命を賭けてぶつかりに行くような展開が、ドラゴンボールの醍醐味だったと私は考えています。
ドラゴンボール超のエピソードでそれに当て嵌まるのは、おそらく未来トランクス編だけだったのではないでしょうか。言ってしまえばこの宇宙サバイバル編は、原作とは全く毛色の異なる話だったと思います。
しかし、原作のような死闘は見れなかったとはいえ、宇宙サバイバル編は宇宙サバイバル編で面白かったです。
参加者の中でブルーに変身した悟空やベジータと渡り合えるキャラは、確かに極僅かでした。
とはいえ、そんな別の宇宙にはベジットレベルの奴がゴロゴロいる、みたいな原作を蹂躙したような世界になる方が問題であると思います。17号や亀仙人など、既に一線を退いてしまった意外なキャラクター達の戦いがここで見れたのは、素直に面白かったです。
バリヤー、よいこ眠眠拳、ファイナルエクスプロージョンなど、昔からのDBファンが懐かしむこともできる必殺技も、たくさん見ることができました。
過去に登場した戦士や必殺技を、もう一度戦いの舞台に。これが宇宙サバイバル編のテーマだったと思いました。
この試みは今回の最終話における、悟空とフリーザの共闘が、終着点となっていました。
章ボスの灰色のジレンは大した背景もない癖して、ぶっち切りの強さを持っているという、異色の存在でした。
私も原作の章ボス達と比べると、あまり好きなキャラではありませんでした。
この星もろともゴミにしてやる、地球ごと消えてなくなれ、なんて台詞を吐いていた連中達と比べてしまえば、流石にスケールの小さい敵であったと言わざるを得ません。
悲惨な境遇を抱えていたとはいえ、たったあれだけの過去でここまで強くなるのか……?というのが本音でした。
そんな「大会のライバル」でしかないキャラクターが章ボスであったのが、宇宙サバイバル編を象徴していると思いました。
大して悪いことをしていない、異形の存在でもない、最後は悟空達の強さを認める。あらゆる点で今までの章ボスと異なっており、17号の言うように人間らしいキャラクターでした。
なのにも関わらず、こうまで圧倒的な強さを持っていることには確かに違和感はありましたが、今回のエピソードには相応しい敵だったと思います。
まあ、私はドラゴンボール超は途中から見始めたニワカスなので、総評はこのくらいにしておきます。
総合的な感想としては、宇宙サバイバル編は面白かったです。
次に悟空達の新しい物語を見ることができるのは、12月14日に公開される劇場版となりそうですね。楽しみに待ってます。