
【DB超】130話

ついに完成した身勝手の極意。
これでジレンをボコボコにぶちのめして晴れて優勝という流れになるかと思いきや、ジレンの方が強かったというまさかのパワーバランスでした。
ジレンがトラウマを思い出したせいでパワーアップしたとか。正直どういう原理なのか全くわかりませんが。まさかここまで戦闘力がイカれているキャラクターだとは思わなかったです。
ジレンに一度は倒されてしまうものの、仲間達の声に動かされ、再度立ち上がる悟空。
こういう仲間に支えられて戦う主人公というのは、あまりにも王道な展開と言えるでしょう。
しかし、ドラゴンボール超でこの展開をやるのはどうなのでしょうか。
単行本42巻のベジータの独白において、「悟空は『守りたいものがあるから強い』というよりも『絶対に負けないために限界を極め続けて戦うから強い』」と、説明されていました。
ですから、俺達には仲間がいるから強いんだ~というこのくだりを今更やられてしまうのは、どうしても茶番に見えてしまいました。原作のベジータの台詞を尊重するならば、悟空の強さの本質とはそこまで関係がないわけですから。
まあ、「ジレンにあって悟空にあるもの」を対比するという意味では、描写せざるを得ない部分なのでしょうか。
ジレンは宇宙の帝王でもなく人造人間でもなく封印された魔人でもなく、ちょっと辛い境遇を抱えているだけの一般人です。こういうドラマも必要なのかもしれませんね。
悟空がジレンをかめはめ波で倒し、ついに決着がついたかと思われましたが、悟空がスタミナ切れでダウンしてしまいました。
倒れた悟空にジレンが上から目線で語りかけ、場外へ落とそうとしたところへ颯爽と現れる、フリーザ様と17号。
17号普通に生きてましたね。「誰かのために自分を犠牲にする」とか言っていたものだから、自爆にしか見えなかったのですが。なんというしぶとさ。
身勝手の極意で適当にジレンをしばいて完結、という流れになると思っていましたが、もうちょっとだけ続くようです。
悟空&フリーザ&17号VSジレン。最後は所謂仲間パワーで決着をつける形になるのでしょうか。