
【オリオンの刻印】49話(感想)
アレスの天秤は開発中止と。これまでアレス中止はネタで言ってましたけど、ガチで中止していたのですね。まあ、開発ブログの更新状況からなんとなく察してはいましたが……。
せっかく外注先を変更して製作を続行したのにも関わらず、その委託会社との契約もいつの間にかなくなっているとは。本当に何があったのでしょう。
しかし、新たに『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』というつよそうなタイトルのゲームの製作を開始したようです。
オンライン対戦機能がついているようで、"本格"Eスポーツを目指しているらしいですからね。そのうちEVOの種目とかにもなっちゃうカモ!
第49話「フィールドの向こうに明日が来る」
必殺技まとめ
怒涛の新技ラッシュでしたね。全部拾い切れてなかったらすみません。
『ブラックシールド』
敵GK、プロキオンのキャッチ技です。
地面から無数の黒い手が伸びてシュートを止めるという、いかにもラスボス感のある必殺技でした。
……と言いたいところですが、尾刈斗中が『おんりょう』という似たようなブロック技を使っていた気がします。ゲームだとものすごく低ランクでしたねあれ。
『ブラックフィールド』
ユリカの二つ目のシュート技です。
『オリオン・クロスバイパー』と同じく、非常に禍々しい必殺技です。シュートと同時にリザードンみたいな生物がいっぱい発現していました。
ユリカは動物が好きなんですかね。というよりあれは悪魔的な存在なのでしょうか。虎みたいなのも混じっていましたが。
『友情のゴッドハンド』

円堂の元気玉です。さながら『ゴッドハンド』を正統進化させたという、歴代でも何度も見てきたような必殺技ですが、これは一応は合体技にあたるのでしょうか。
性質としては『ゴッドハンドトリプル』に近いですかね。どけ!と言われてどいたカシムとハオから緑色のオーラが尾を引いていた辺り、奴らもちゃっかり連携に加わっていたみたいです。
どうやら円堂が他の選手にイレブンバンドで指示を出していたようです。あれって選手からも指示を送れたのか……。
『ペルセウスオーブ』
クラリオ・一之瀬・灰崎という異色の組み合わせの合体技でした。この三人に共通点……ある?
クラリオが真ん中にいる辺り彼が始動っぽいですね。語感もバルセロナオーブに似ていますし。
クラリオが前回何も活躍できずにパキられてハーフタイムでハアハア言ってたのを見た時は、このまま活躍せずに終わってしまうのかと思っていましたが、なんだかんだで先制点をもぎ取るという偉業を果たしてくれましたね。流石クラリオさんだ。
『スーパーメガトンヘッド』
またもや登場した円堂の新必殺技。
無印では二年生の円堂が『メガトンヘッド』を偶然習得していたわけですから、三年生の円堂が使えてもおかしくないのかもしれませんね。
と言っても『オリオン・クロスバイパー』を止められる技があるなら最初から出しているはずなので、この技も唐突に習得したということで間違いないでしょう。
『イナズマブレイクCG』
お馴染みの円堂・豪炎寺・鬼道の合体技です。
CGはコードグレイトと読むらしいです。グレイトー!
CGになったことによって何が変わったのかはわかりませんでしたが、懐古厨なので初代最強の必殺技が見れたのは素直に嬉しかったです。無印のモーションの方が好きだけど。
本作における豪炎寺の得点はこれで二点目となりました。
『ソードオブダルタニアン』
ハオ・カシム・マリクの三人の合体技です。こちらは『ペルセウスオーブ』以上に異色の組み合わせでした。
まさかこんな帳尻合わせでDFにコンバートされた三人にまで新シュート技を与えられるとは思いませんでした。というかブロック技じゃなくてシュート技を撃っちゃう辺り、やっぱりオリオンのキャラだなあと思いました。
紋章から剣が出るところは『オーディンソード』を彷彿とさせました。スピード感もあってかっこいいですね。
『プラネットブレイク』
一星の新シュート技です。初見だと「チェインツー」の掛け声まで技名かと思っちゃいました。
イナストでは決してできないような、イナギャラ並の連続シュートチェインの果てに、試合を締めくくったのは明日人の『サンライズブリッツ』でした。イタリア戦では酷い扱いでしたが、ようやく活躍できて良かったですね。
チョウキンウンズ勝利!

上記のような唐突な新必殺技ラッシュが展開されました。
特訓もなにもなしに新必殺技を繰り出すのはあまり面白いことではありませんが、歴代のラスボス戦の大体がそうだったので、今に始まったことではないでしょう。
全く絡みのなかった各国のライバル同士が突発で連携するのは確かに違和感がありましたが、夢の組み合わせが実現したという事実は否が応でも熱く感じました。
チョウキンウンズのそれぞれの選手にはかっこいい台詞があり、試合中の見せ場もしっかり用意されていました。
ポッと出のユリカも存在感のあるライバルとして描かれており、回想と供に繰り出す五段階シュートチェインも良かったです。紛れもなくチームメイトが一丸となって戦った試合であり、オリオンの刻印で一番面白い試合だったと言えます。
尤もまともにサッカーしてなかった他の試合と比べているのだから、この試合が一番になるのは当然ではあるんですけど。
なんで今までこういう試合をやってくれなかったのか、残念で仕方ないです。坂野上や万作にもちゃんとした見せ場を与えて欲しかった……。
この試合についても尺がもう少しあれば、アルトゥールやペトロニオにも見せ場が貰えて、本当に全ての選手が活躍する試合にできたのかもしれません。敵選手にしてもキーパーとユリカしか技を出してないからなぁ。
この試合の尺がないのは視聴率が下がって打ち切りになったせいなので、これまでの話が全部悪いんですけどね。
その他もろもろの問題も解決!
イリーナマーマは不正に入手したデータを押収され、会場のコントロールも剥奪されてしまいました。
一時間足らずでデータの押収に成功したということなのか、インターポールがあらかじめギリカナン家にガサ入れしていたのか、真相は不明です。どちらにせよこんな簡単に失脚するのは笑うしかありませんでした。
会場の制御が速攻で奪われたのは本当に何をやってるのでしょう。前々回からして吹雪に簡単にハッキングされる体たらくでしたから、財団のセキュリティがぼくのつくったほーむぺーじレベルだったということでいいでしょうか。
世界が穢れているのならば、世界中の人間が手を取り合って信じ合えばいい。
崩壊するスタジアムの中、他国の選手が協力してピンチを切り抜ける姿は、イリーナの心に確かに響いた……のかなあ。そもそも連行中だったから見れてなさそうです。
イリーナがあの人の夢を叶えてあげてと言っていた辺り、微妙に改心はしてるみたいです。完全に改心はしなかったとはいえ、あれだけ大掛かりなことをしていたイリーナ大司教がこんな簡単に心変わりするとは。
アレス1話から続いていた明日人の父親問題も、ついに収束を見せました。新条パパ;;
思えば新条が財団に引き抜かれた明日人を独断で頑張って逃がしたのは、彼の子供想いな一面が伺えましたね。あの展開自体には突っ込みどころが100個ぐらいありましたが。
家族を捨てて島を出た挙句、失敗して会わせる顔がないまま見守っていただけとは、とんだ父ちゃんでしたね。いくらなんでも怪我したもんは仕方ないんだから家族のところに帰ってやれよ。
一番会いたかった人にも会えた。唯一の母親を失って家庭を奪われてしまった明日人の心も、これで埋められたでしょうか。

後日談は五分ぐらいで終わってしまいましたが、ここにもう一話ぐらい欲しかったですね(n回目)
日を改めて開催されたFFI決勝戦を終え、最後は秋のFF大会、雷門中vs伊那国中(?)という構図になってキックオフ。いやー、"明日"へと繋がる希望溢れる締めくくりでしたね。円堂とか三年生なのに秋大会出れるんだ。
こうしてイナズマイレブンというコンテンツは終焉を迎えました。
最後まで視聴を切らずに見続けてきた皆さんもお疲れ様でした。記事にコメントをくださったヤッシブーンさん、ソラヒカルさん、godivaさん、ななしさん、あさん、変態寺門君さん、通りすがりの一般人さん、薄味アレスを劇薬に変えたオリオォンさん、空白さん*nはありがとうございました。とても励みになりました。
個人的な感想を率直に申し上げると、最悪のアニメでした。イナズマイレブン内どころか、今まで見たどのアニメよりもやばかったです。榊遊矢に勝ちました。
キャラデザや必殺技のビジュアルは悪くなかっただけあって、もう少しお話に力を入れて欲しかったです。
最終回は流石に面白かったです。というのも大人の事情で三・四話分の内容を一話に凝縮した回だったので。内容が濃すぎました。
それとこれまでのエピソードがあまりにもドッカンバトルだったので、相対的に面白く見えたというのも無意識にあると思います。不良の捨て猫拾い。
総括記事は書くと文句しか出てこないと思うので二の足を踏んでしまいますが、せっかくここまで見てきたので書こうと思います。今まで書けなかったこともたくさんあるので。