・皇帝の帰還『王者のタクト』 野坂が引っさげてきた新しい必殺タクティクスです。
説明するまでもなくGOにおける神童拓人の必殺タクティクス、『神のタクト』がモチーフとなっています。
あるいはこの世界線ではむしろ『王者のタクト』の方が『神のタクト』のモチーフとなるのかもしれません。時系列的に。
野坂は元のポジションはFWだったのに、司令塔としての才能が完全に開花していますね。
『忘却のソナタ』 ウズベキスタン代表のGKのキャッチ技です。
『ペンギン・ザ・ゴッドアンドデビル』のオクターブを見誤ったため止められませんでした。そもそもどういう技なんだ……?
『レクイエムダスト』といい、真面目に戦っているのに必殺技が変なせいでどうもコミカルなチームに見えてしまいます。
『月光丸・燕返し』
野坂の新シュート技になります。『キングス・ランス』もかっこよかったですが、こちらもいいですね。
「皇帝でなくてもいい」と、二つ名にこだわることを捨てた野坂の必殺技ということでしょうか。その後思いっ切り自分のことを戦術の皇帝と言っていたので違う気もしますけど。
リハビリ中にこんな必殺技を習得して来るなんて野坂さんは流石でした。
『アルテミスリング』 西蔭の新たなるキャッチ技。
西蔭の技はこれで三つ目です。これにてイナストに出演した暁にはLv1技からLv3技まで使いこなせるGKになれますね。
これまで新技を出さなかった理由は、野坂に一番最初に見せたかったからとも予想されていましたが、通りすがりの美少女曰く『アルテミスリング』は有効範囲が限られているキャッチ技だかららしいです。
キャッチ技に有効範囲があるとか考えたこともなかったですね。一応ブラージの『コロッセオガード』なんかは角度のないところからのシュートは止めるとか言われていましたが。
仮に有効範囲が限られている技がゲームに実装されたら、横抜けで蹂躙される未来が見えます。
『グリッドオメガver2.0』 大人数でスピニングウィンドを発生させることによって成し得た必殺タクティクス。
スピニングウィンドはおそらく『スピニングフェンス』で発生する竜巻のことを表しているのだと思います。単純に明日人が技名を間違えた説もありますが。
さながら毒を以って毒を制すようなやり方でした。勝つためなら手段は選ばないとは言っていましたが、王帝月ノ宮に所属中は禁断のタクティクスとして留めていた辺り、手段は割と選んでいる人のような気も。
前回は選手をラフプレーで潰そうとする鬼道に対して反発した明日人君。『グリッドオメガ』は許容するんですね。ターゲットが敵なのか味方なのかの違いでしょうか。
・野坂と太陽 それぞれの道 『スカイウォーク』だったり『王者のタクト』だったり、これまでGOの要素もしばしば登場してきましたが、ここにきてついにキャラクターが直接登場を果たしました。

随分流暢に喋っていましたが、時系列的に年齢は三歳か四歳ですよね。
イナストで使えるようになったりしませんかね。もちろんミキシトランスはありで。そうすれば一世を風靡するサッカープレイヤーになれること間違いなしです。
GOシリーズはオリオンの刻印とは当然世界線の違う物語であり、キャラクターの年齢も三歳~五歳です。
ですからGOキャラの登場はまずないかと思われていましたが、こうして顔見せしてくれるのは嬉しいですね。
何かを成し遂げること、運命を変えることを悦びとしていた野坂は、奇しくも一人の少年によってその運命を変えられたのでした。
たとえ以前のようにプレーすることができないとしても、サッカーをすることが彼の今一番やりたいことです。
まあ、その後のプレーを見る限り、どこが衰えていたのか全くわからないレベルだったわけですが。
・FFI(笑)
この人達真面目に勝負する気ないんですかね。追い詰められたウズベキスタンは案の定反則に走りました。
今回は改造スパイクを持ち込むなんてことはせず、スライディングで直接やりに来るという潔い方法で潰しに来ました。反則に潔いも何もない気もしますが、韓国やオーストラリアと比べるととても古典的なやり方でしたね。
……と思いきや、
審判までグルというまさかの展開が待ってました。
こんなのありなんですかね。「これは公式な世界大会だ!こんなことをしてただで済むと思うな!」という言葉はどう考えても突っ込み待ちのギャグでした。
「敵全員刻印選手」というのは予選決勝辺りでやってくるネタかと思っていましたが、案外早かったですね。
結局相手の戦術は趙金雲の密告と、『グリッドオメガver2.0』の暴力によって無に帰し、一先ずは乗り越えることができました。審判の不正行為とは一体なんだったのかは気になりますが。
しかし、今後審判や観客が敵に回る可能性が浮上したというのはただ事ではありませんよね。これまでやりたい放題だとか散々言われてきましたが、中立の運営が機能しないのではもはや無法地帯です。
尤もこれまでも審判なんて無能オブ無能だったので今更感もありますが……。
刻印を持つ者が自チームや敵チームだけでなく、FFI運営にまで現れるとは思いませんでした。
そこまでしてイナズマジャパンを負かそうとしてくる、オリオン財団とは果たして何が目的なのでしょうか。
それにしても、イナズマジャパンは韓国戦からずっと格下を相手にしているような気分ですね。
一応『レクイエムダスト』は『王家の盾』を突破するほど強かったとはいえ、新技には敵いませんでしたし。挙句の果てにはフィールドプレイヤー全員が野坂一人に抜かれてしまいました。
野坂は運動神経が低下しているとか言われていましたが、ただの最強キャラですね。一応中継で動きを見切っておいたとか言っていたので、以前よりも理論派プレイヤーっぽさがアップしているのかもしれません。
世界の壁は厚いだなんて度々言われていましたけど、イナズマジャパンが本気を出せば相手にならないような連中ばかりです。
今作は内情がメインとはいえこれでは盛り上がりに欠けてしまうので、もう少し強敵を出して欲しいなぁと思いました。これでは世界が強いんじゃなくてクラリオが強いだけみたいです。
話としては、野坂さいつよな内容でした。
前回「ようやくまともなチームが来た」という話をしましたが、そんなことは全くありませんでしたね。今後も小物臭い敵キャラが反則を連発してくるような酷い試合が続いていきそうです。
話自体は面白いので続きが気になります。